
全国で人口ビジョンがつくられ、総合戦略が策定されたが、そのパブリックコメントの一環として、人口減少問題をどのように考えるのか、千葉県鎌ケ谷市でフォーラムがあった。
最初に、私が話をして、そこからワークショップとなった。
鎌ケ谷市は、現在でも人口が増えている。社人研の推計でも、2020年まで人口が増える予測となっている。ポイントは鉄道で、新鎌ヶ谷駅からだと、成田空港までは30分、都心までも30分、羽田空港も1時間で行ける。わが三浦半島まで、北総線の直通電車があって、そのまま寝て帰れる。
これが人口増加の要因のひとつであるが、交通至便性だけに頼る政策は危うく、魅力的なまちをつくるための戦略が問われることになる。
私の話の後はワークショップで、高校生、大学生も参加したワールドカフェとなった。3回メンバーチェンジがあったが、最初はややぎこちない議論も、どんどんとくだけて、和気あいあいのワークショップとなった。やはり若い人が入ると、元気になる。
はっきり言って、総合戦略で詳細なメニューができているので、それに付け加えるものがそうあるものではない。むしろ重要なのは、これは参加した学生たちが、口々に言っていたことであるが、ワールドカフェ方式で、たくさんの人と話すことができて、多様な考え方があるのに気づき、こうした話し合いは楽しいと感じたと話していたが、こうした多様な意見を認め合い、それを吸収する自治の文化を創っていくほうが大事だと思う。
天気に良い日曜の一日であったが、よい時を過ごしたと思う。また、市長さんはじめ、いろいろとご配慮いただいた鎌ケ谷市の職員の方々にも感謝したい。