葉山町のワークショップに参加した。
葉山町では、来年度、協働指針を検討するが、その前段の勉強会をやっている。前回は、町内会長さんであったが、今回は地域のNPOの人たちだった。
今回、参加して改めて気が付いたことは、行政の思いとNPOの人たちの思いが、うまく交差せず、すれ違っているという現状である。参加者とたくさん議論をしたが、こんなことを言っていた。葉山町で熱心に活動している人もいるが、町内ではその受け皿がなく、仕方なく横浜などに出かけて活動しているというのである。たしかに、横浜のNPOの活動に出ると、葉山町に住んでいるという人に出会うことがある・
むろん、これはもったいない話で、早くその受け皿を作り、町民のパワーを町のエネルギーに変えるようにすべきである。今度、やる協働の指針づくりは、そのよい機会になると思う。逆に言うと、町の人たちのパワーが、葉山のまちづくりに転換するように、創っていくことが大事だと思う。
協働の指針では、どこが重点ですかという質問があったが、私は、次のように答えた。「もし500万円、町からのお金が来たら、あなたは何に使いますか」。自分たちが一番必要としていること、大事だと思うことに使うことになると思う。それを自分たちが考えることが大事だというのが私の意見である(ちなみに私ならば、人材育成、新しい人材を集めてくることに使う)。
今回は、ゼミの学生は8名全員の参加であった。町ごと、参加メンバ-ごとに、ずいぶんと雰囲気や議論に違いがあるのですねというのが、印象であったようだ。学生たちも地域で鍛えられて、どんどん力をつけていく。