松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働のまちづくり(南足柄市)

2014-05-25 | 2.講演会・研修会
 「第2回ウルトラ元気なまちづくり」で協働について話をした。

 ウルトラ元気なまちづくりは、足柄地域で活動する市民団体などが集結したイベントで、この日は、それぞれの発表のほか、漫画家の先生のトークなどもある市民文化祭である。今回の2回目は、市民と行政の共催になっているが、1回目はKさんを中心に市民の人たちが自分たちで開催したらしい。会場である南足柄市文化会館は、たくさんの市民でにぎわっていた。

 私のほうは、当初は、話だけにしようと考えたが、会場がホールということもあって,PPTをつくって分かりやすく解説することにした。今回、力を入れたのが若者。野球の9人で協働しようといっても、若者がほとんど参加していないからである。
 私の取り組みや新城市で始まった若者政策プロジュエクトなどを紹介して、若者のまちづくり参加も考えることにした。最後の質問でも、若者に関するものが多く、このテーマをPPTに入れて、良かったと思う。

 会場から、若者参加が活性化するには、大人の積極性が大事で、それが地域の若者を引っ張るのではないかという質問が出た。とてもいい指摘だと思う。ただ、人は、自分の経験に引っ張られて論じがちなので、特に大人は、今の若者が考えていることや悩みを、聞いて、相互に理解することから始めることが大事なのだろう。

 今回も、スタッフの人たちに大いに気を使ってもらった。出迎えも、市役所の人たちには、わざわざ新松田まで来てもらい、帰りは、大雄山の駅まで送ってもらった。楽屋では、私より、やや先輩と思える女性スタッフの人たちが、お茶やお菓子など、いろいろと気を使ってくれた。
 聞くところによると、講師担当スタッフになって、楽屋で講師の先生と一緒にいることになって、もし無口な講師だったら、間が持たないのではないかと心配して、わざわざ私の本を買って勉強したということである。
 ところが、実際に来た講師(私)は、のんきな冗談ばかり言うので、拍子抜けするやら、せっかく買った本が無駄になるやらで、期待を裏切ることになってしまったようだ。

 講演の最後にとても立派なお花をいただいた。ふと引退公演の時は、こうしてお花をもらうのだろうか考えた。帰りの電車、大きな花束を抱える私は、きっと、職場を退職した中年サラリーマンに見えたのだろうか。あまりにきれいだったので、家に帰って、連れ合いと記念写真を撮った。

 南足柄市は、箱根外輪山の東側に位置する自然いっぱいの町である。昔は、箱根を越えるには、ここの足柄道を通っていった。足柄は、金太郎の故郷でもある。金太郎が熊と遊んだという金時山の山頂茶屋には金時娘がいて、私が金時山に登った30年くらい前でも、娘ではちょっと苦しいかなと思っていたが、今では80歳をすぎているらしい。南足柄市には、天狗で有名な大雄山最乗寺もあり、こちらも魅力的な観光スポットである。南足柄は首都圏からも近く、ほっとしたひと時を過ごすには、ぴったりのところである。

 さて、南足柄市における経済効果であるが、大雄山駅で買った天狗煎餅だけなので、きわめてわずかであったと言わざるを得ない。

 ゆるきゃら 「よいしょ君」というらしい(舞台のそでで。握手もした)


 花がきれいなので、なんとなく記念写真

 
 花を活けました
 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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お疲れ様でした (開成のT)
2014-05-26 14:44:59
先生の講演を拝聴できて良かったです。
相変わらずのトークで、難しい話が楽しい話に変わる!!
そして、先生に関わる人はみんなファンになってしまう。
サガジョの学生がうらやましいです。

先生からいただいたアイデアをもとに、県西地域の若い人たちをまちづくりへ導く策を考えたいと思います。
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お久しぶりです (マロン教授)
2014-05-26 21:24:24
 久しぶりにお会いでき、何よりでした。また、過分なお褒めをいただき、恐縮です。

 若者参画プロジェクト期待しています。必要ならば、声をかけてください。小田急で駆けつけます。
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