松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★協働のまちづくり(赤磐市)

2015-10-03 | 2.講演会・研修会

 赤磐市で協働のまちづくりについて、話をした。

 赤磐市は、岡山市から車で30分くらいの距離にある人口44000人の町である。岡山に近いとあって、住宅地として開発された大団地があり、他方、山間部に行くと広範囲な中山間地がある。

 岡山から車で向かうと、前方に山を切り開いた団地が見える。今回は、その中まではいかなかったが、おそらくは、岡山に通うために一戸建てを買って住み始めた人たちが、30年たって、定年を迎え、一気に高齢化が進んだ町だと思う。他方、赤磐市の北部、美作市のほうに向かうと、典型的な中山間地になる。いわば、今日の自治体の悩みである開発団地の高齢化と中山間地問題を一緒に抱える、ある意味、日本の地方自治の縮図のような町である。

 ここでは、だいぶ早くから、協働のまちづくりに取り組んでいる。今回は、協働のまちづくりをさらに加速するためのシンポジュームがあった。時間が押したので、私の話は45分くらいで、メインは地域で活動している3名の報告である。この報告がおもしろかった。

 シンポジュームの進行は、岡山の地域やNPO支援のために活躍している旧知の小川孝雄さんだったので、安心してみていることができた。スタートは参加者のアンケートから始まり、また、パネラーへの応援メッセージポストイットなどと道具立てもさすがで、これで参加者も参加意識を持てたろう。シンポジュームでは、多くの場合、パネラーは緊張して、話をすることだけで目一杯になるが、大きな画用紙を用意して、抱える課題や大事にしていることなどを書いてもらう手法は、参考になる。いつもの穏やかな語り口で、ほんわかした会となった。

 それに元気づけられ、パネラーも自由に話し始めたが、改めて、地域には、頑張っている人がたくさんいることを実感した。こうした人たちは、地域にたくさんいるので、こうした人たちを掘り起こし、出番をつくり、さらに頑張ってもらうのが、行政の役割だと思う。

 ここまで来たら、次は、こうした舞台からの方式ではなく、ワークショップ形式で、市民と行政職員が混じり、胸襟を開いて、一緒に考える方式をやってみたらどうだろうか。私たちが焼津市でやっているような方式であるが、それによって、協働のまちづくりは、次のステージに行くことができるように思う。

 最後に、市長さんから、市民の話を後押しする話があったが、分かりやすく、ポイントを押さえた話だった。聞いてみると。市長さんは、元行政マンということで、仕事の勘どころをよくわかっているのだと思う。市長さんという仕事は、リーダーシップと後押しという、ギアチェンジがポイントになるが、市民の活動をさらに盛り上げるよう、奮闘を期待したい。

 今回は、担当のYさんはじめ、市役所の方々に、いろいろとお世話になった。感謝申し上げたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ▽授業からー日本人はなぜサッ... | トップ | ◇岡山旅めぐり(牛窓、湯郷、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2.講演会・研修会」カテゴリの最新記事