松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★ひとが元気になるまちづくり(一宮市)

2009-03-14 | 2.講演会・研修会
 一宮市は、2段ロケット方式である。市民からの提案を受けて、来年度は関係者(議員も)が入った検討委員会がつくられる。ホワイトデーの土曜日であったが、本年度最後の会議に参加した。
 今回、改めて気がついたが、一宮市の市政の方向は、「ひとが元気になる」まちづくりである。かつて、繊維で栄えた一宮は、放って置いても市民は元気であった。しかし、繊維がだめになり、みんなが元気をなくしているなかで、「ひとが元気になる」というのは、分かりやすいメッセージだと思う。自治基本条例もその枠組みをつくるものだし、1%制度も、その具体化である。1%制度は、市民の参加率が10%にもなっていて、成功例といえる。制度設計のうまさの賜物だろう。原型となる市川市の制度は難しすぎて、角が多すぎるが、その角を削っていって出来上がった制度といえるのではないか。小さな団体が、この制度でずいぶんと元気になるだろう。それが元気になるまちづくりにつながっていく。
 担当者のKさんたちが、大阪国際大学の研究室に来たのは一昨年の12月である。「この条例作りは簡単にできるものではない(条文を作るのは簡単だが)」という、私の話を聞いて、暗い顔をして、帰って行ったのを覚えている。ところが、大いに奮闘して、今日は晴れ晴れとした顔をしていた。この条例づくりは、大変だが真面目に取り組めば、必ずできあがる。これが基礎自治体の生きる道でもある。来年度も引き続きがんばってもらいたい。
 さて、ホワイトデーであるが、始まる前に、一宮の名鉄百貨店へよって買うことができ、セーフ。帰りがけに、お土産にと、大口屋の麩まんじゅうを買いに寄ってみたが、こちらは売り切れ。再び名鉄百貨店で、両口屋是清の千なり(どら焼き)を買ったが、新幹線のなかで、思わず1つ食べてしまった。家で疑われて、白状してしまい、「信じられない・・・」とまた信頼を失った。
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