松下啓一 自治・政策・まちづくり

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▽居場所としての研究室(相模女子大学)

2018-01-10 | 1.研究活動

 OBのKさんが、訪ねてきた。先生が退官すると、もう研究室には来れないと考え、「研究室収め」にと思ってやってきたという。

 先生によっていろいろであるが、私の研究室は、学生の何人かに鍵を渡してある。だから、私がいないときに、学生たちが研究室で作業をしたり、ときにはお昼も食べるときもあるようだ。私の研究室ではあるが、当然、大学から借りているものだし、それゆえ学生と共有できる範囲で、使えればよいと考えて、ずっと、そうしてきた。

 ゼミもずっと研究室でやってきた。ゼミ教室が配分されていると思うが、そこがどこかも知らないし、そこでやったことは一度もない。ゼミ生が12名の大所帯であるが、学生たちも、ゼミは研究室でやるものと思っているのだろう。肩を寄せ合って、発表をしあっている。

 考えてみると、Kさんは、社マネの一期生であるが、私の正式なゼミ生だったことは一度もない。でも一緒に合宿に行き、全国調査を一緒に行い、専門雑誌に一緒に論文を書いた。最初、上田市の鈴木さんたちがやっていたワークショップに参加したが、まちづくりは、行政がやるものだとばかり思っていたので、市民の人たちが、まちのことを考えている現場に立ち会って、そういうこともあるのかと、ショックを受けたとのことである。そんなことで、時々、研究室に寄ってくれる。

 箱根の合宿の写真も出てきた。このときは、なぜか栄養学部の学生も入っていて、学科、学部の枠にとらわれず、一緒にやろうという人が集まって、勉強会をやったのだった。その成果が、『議員提案の政策条例』(萌書房)になっている。そんな思い出を思い出すことができた。

 4月以降は、三浦半島に来てくれるようだ。そういうつながりは、うれしいことだと思う。

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