松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆協働のまちづくり(藤井寺市)

2021-09-26 | 2.講演会・研修会
 大阪の藤井寺市で協働のまちづくりフォーラムがあった。コメンテーター的な役割で参加した。

 この時期であるので、市は、大いに悩んだようだ。幸い、大阪は、新規感染者も激減しているし、藤井寺市でも新規感染者ゼロという日も出てきたので、思い切って、規模を縮小して、リアルでやることになった。私も、リアルのフォーラムは、久しぶりである。

 メインテーマは、「コロナ下の協働のまちづくり」である。私は、新城市や焼津市の市民まちづくり集会を紹介して、コロナ前、コロナ後から、話を始めることにした。

 コロナ後のリモートまちづくりでは、ついこの間にやった多摩市の子ども、若者フォーラムも紹介して、リモートになったので、就職して、まちづくりに参加する機会が、ぐんと減ったゼミ生たちが、コーディネーターができるようになった話をして、またゼミ生たちの自慢をしてしまった。

 最後は、災い転じて福となすということで、コロナを逆手に取れば、新しくできることもある、そういった知恵を出していこうという話になった。

 このフォーラムには、藤井寺市の市長さんも参加しているので、名刺交換で、いつものように、名刺代わりに、『自治体若者政策・愛知県新城市の挑戦―どのように若者を集め、その力を引き出したのか (市民力ライブラリー) 』にサインをしてお渡しした。

 その時は、軽く「ありがとうございます」という返事で、これは「積読」になってしまうかなと思った(市長さん、ごめんなさい)。

 その後、フォーラムが始まり、私はパワーポイントを使って、市民まちづくり集会などの紹介すると、市長さんも始め、会場の人たちも食い入るように見つめているのが分かった。でも、やはり最高潮は、25歳の成人式だった。これは新城市から始まり、今急速に、全国に、広がっているが、実施している自治体のいくつかは、私が、講演会でこれを紹介したまちである。雰囲気から見て、藤井寺市でも検討が始まるのではないかと思った。

 フォーラム終了後、市長さんが来て、「いただいた本をじっくり読まさせていただきます」と言ってくれたので、積読は、免れたと思う。

 私が、たくさん話過ぎたので、時間が押してしまったが、最後は、簡単にまとめて話すことにした。要するに、リアルのよさがあるので、0か100かの二分法ではなく、今ある状況を活かして、工夫して、知恵を出せば、いくらでも道が開けてくとといった話で、文章にすると、変哲がないことになってしまうが、その時は、我ながら、短時間でうまく話したなあと思った次第である。自慢話のようで、他の人には、まあ、うまくは伝わらないだろう。

 久しぶりのリアルのフォーラムで、帰りの新幹線では気持ちよくすごした。熱海駅を過ぎて、新横浜までは、あと20分くらいかと思ったのは、よく覚えている。次に気がついたのは、「まもなく品川です」のアナウンスだった。新幹線は、何百回と乗っているが、乗り過ごしたのは初めてである。品川からの戻りの新幹線では、今度はイスに座らないようにした。今度、乗り過ごすと、次は、名古屋である。「マロン、待ってるよ」のラインも来た。名古屋泊は勘弁してほしい。幸い、新横浜で降りることができた。
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