市民グループの小さな勉強会があった。
横須賀市と言えば、20年前は、市民協働の先頭を走る自治体であったと思う。それが、最近は、停滞しているように思ったので、市民による新たな協働の取り組みを実践することで、再度、全体をトップに押し出す力になれればと思って、市民公募をした(落選した顛末は、すでに書いた)。
あるべき論や役所を批判しても、それではちっとも前に進まない。役所や市民も含めて、小さな成功体験を重ねることが、信頼のもとになる。やればできるじゃんという展開を重ねることで、協働はできていくが、それをやりたいと思っていた。あの高揚感は何だったのだろうか、高揚した分だけ、思いがうせていく解凍度が高い。
おそらく、私のような思い(高揚感)を持つ人がいて、その思いが高まった部分を救い上げて、それを束ねて大きな力にするのが協働である。こうした市民の力を拾い上げ、寄せ集める力を体得しないと、今後の地方自治は生き残っていけない。
この日、後で後悔したのは、私ばかりしゃべってしまったこと。若者と年寄りの違いは、年を取ると(精神的な意味で)、発信能力ばかり高くなってしまうことである。「いろいろな活動をしている人が何人もいたのに、もっと話を聞き出せばよかった」とあとで後悔したが、後の祭り。第一、穏やかにうなずきながら、話を聞いている男はかっこいい。帰りのまちは、にぎやかだった分、少し情けなかった。
がんばろう。