松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★地方自治法研修(横浜市)

2013-05-10 | 2.講演会・研修会
 今年も地方自治法の研修会が始まった。
 横浜市の夜間講座で、参加者は100人はいるだろうか。地方自治法の基礎を4回で教えることになる。

 今回の第1回目は、暴走気味となった。本来ならば地方自治法を淡々と教えることになるが、私はそれが苦手である。なぜならば、テキストに書いてあることは、テキストを読んだ方が正確なので、そこでついつい、脱線気味になるのである。

 脱線の直接の原因は、地方自治法と地方自治の違いを、野球で言えば、3つストライクでアウトというルールが地方自治法で、どうやってアウトを取るかを考えるのが地方自治であるとの説明から始めたためである。3ストライクでアウトだからと言って、3球とも真ん中にストライクを投げたら、3球目には相手に打たれてしまう。そこでわざとボールを投げたり、きわどい球を投げて、結局、三振を取るのが地方自治である。では三振の取り方は・・・という展開となったわけである。

 ただ、今回、脱線、暴走気味となった遠因は別にある。講師控室にいたら、研修所長さんがあいさつに来た。みるとSさん。実はSさんとは、昔馴染みで、Sさんが、大学出たての娘のころから知っている。それが部長になったということで、時の経過を感じ、ひと時、昔話に興じたからである。

 あらためて話してみて、顔を思い浮かべてみると、当時、横浜市の幹部職員は、高校卒の人が多かった。大学がさほど一般的ではなかったのだろう。今ほど、奨学金等のサポートも手厚くなかったので、働きながら大学に通っていた。今回の夜間講座も、その頃から連綿と続いているものであるが、みんな、負けずに勉強し、ずいぶんと努力をした。みなバイタリティがあって個性的だったが、それを許容するだけ、時代が大雑把だったのだろう。
 よい時代に、市役所の仕事ができたと思う(いい時期に横浜市を辞めたということかもしれない)。

 第二日目は、淡々と地方自治法を講義しよう。
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