松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆締め切りまであと2日・研究会『自治するまちのつくり方-「住民自治」を深堀りしてみませんか』

2022-01-12 | 1.研究活動
 研究会の締め切りまであと2日になった。当初は、20名から30名くらいの参加と考えていたが、50名前後の参加になりそうである。ありがたいことである。

 穂積さんから、レジュメが送られてきた。よく市長さんの発表というと、そのまちの紹介や事業の紹介など、パンフレット的なものが多いが、穂積さんのレジュメは、刺激的で興味深い内容である。

 内容は、当日のお楽しみということで、私からの詳しい紹介は避けるが、例えば、住民自治の各施策は、「地方交付税算定基準には入っていない」という問題提起などもある。つまり、住民自治の政策は、標準的な事業ではないというのが、国のスタンスである。そこから、見せ金的な住民自治政策が生まれたりするわけであるが、この基準財政需要額の話は、新城市で若者政策などをリードした森さんから、よく聞かされていた。

 これは、要するに、地方自治法の仕組みは、昭和22年につくられていて、その内容は、今の時代にあってないということであるが(団体自治が中心で住民自治は相手にしていない)、それを嘆くだけでなく、厳しい現状から、どのように住民自治を組み立てていくのか、そんなお話になるのではないかと推測している。

 木に竹を接ぐのも限界で、私も、もう思い切って地方自治法の再制定が必要であると提案しているが、そのヒントになるような話もでてきそうである。楽しみである。

 パンフレット的な話なら、司会の私も気が楽であるが、参加者が参加してよかったと思えるような密度の濃い運営ができるか、ちょっと緊張してきた(リアルならイメージができるが、リモートなので、特に)。がんばろう。

■テーマ:自治するまちのつくり方~「住民自治」を本気で深堀りしてみよう
■日時:2022年1月15日(土) 13時~16時ごろ
■ツール:ZOOM
■ゲスト:穂積亮次氏(前愛知県新城市長・2021年10月退任)
自己紹介:1952年生まれ。2005年、3市町村合併で誕生した新・新城市の初代市長に就任。以後4期16年市長をつとめました。在任中は、市民自治社会の創造(同市第1次総合計画)をめざして多くの政策形成に励みましたが、市庁舎建設事業では、当初案を修正する住民投票や市長リコール運動(不成立)にも直面しました。地方自治にかかわった経緯については『自治するまちのつくり方』中の松下啓一先生との対談に触れたとおりです。
■主催:神奈川県政策形成実践研究会、共催:多摩市若者会議
主宰者(松下啓一・前相模女子大教授)
■参加費:無料(どなたでもご参加いただけます)
■締め切り:実施日の2日前まで(2022年1月13日)
■受付:【このフォーム(申込み)】からお申し込みください。お申し込みくださった方に、開催前日にミーティングルームのIDとパスワードをお知らせします。


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