松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆市民性の高さ(新城市)

2015-09-13 | 1.研究活動

 久しぶりに新城らしい、市民性の高さを表すいい話。新城市の田村太一さんのフェイスブックから。

  「民主主義≠多数決」

 平成28年度の千郷地域自治区予算事業を決めるため、各委員による投票を実施。結果、予算内に収まるのは17事業中6事業のみ。けど、ここで終わらない。得票の高い事業から再度その中身を見直し、意見の相違も互いに譲れるところは譲り、結果、15事業が採択されることに。なんか、気持ち良かった。

https://www.facebook.com/motokazu.tamura.5?pnref=story

  民主主義≠多数決のタイトルが、自治の本質を端的に表している。民主主義とは価値の相対性。声高に「多数の民意」を主張するのではなく、もちろん怒号でもなく、お互いの意見の相違を認め合い、譲り合い、少数意見をも生かしていく。それを言葉の上だけでなく、現場で実践していく点がすごい。田村さんは、私よりずっと若いが、田村さんも、足腰のしっかりした本格的な四つ相撲を取る。

  「気持ち良かった」というのは私も共感できる。自分の主張を通しての「気持ち良かった」ではないところが、市民性の高さの証左。

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