松下啓一 自治・政策・まちづくり

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ボランティア論(相模大野)

2013-05-02 | 1.研究活動
 サガジョに移ってボランティア論は6年目になる。
 6年にもなれば、講義ノートも固まって、授業準備が、ずいぶんと楽になるはずであるが、なかなかそうはならない。
 一番いけないのは、まとまったノートを使わずに、その時の関心で、せいぜいメモで話をするので、せっかく、いい授業になっても記録がきちんと残らないためである。また、同じことを話すのが苦手なので、毎年、テーマを変えるので、過去の記録があまり必要ないということもあるのだろう。
 そんなことではいけないと考えて、今年から、パソコンにきちんと資料を整理することにした。当たり前のことをようやく始めたことになる。

 ボランティア論は、180人の大規模授業である。出席を取らないので、受講者が4分の1くらいになるかと思っていたが、幸いというか、運悪くというか、ほとんど減らないので、参加型授業でやっている。旗揚げアンケートや後ろを向いてのワークショップありなど、変幻自在である。

 そんなことで、今年は、ボランティアの概念を議論する素材として、大阪ボランティア協会の早瀬昇さんの「ボランティアは恋愛に似ている10か条」を素材にすることにした。早瀬さんは、この分野の第一人者で、今年も大阪マッセでは、初日が早瀬さん、2日目が私の担当で、講義することになっている。
   
  ボランティアは恋愛に似ている10か条
 
 1)自発的な無償の行為
 2)対象をえらべる
 3)好きであることが選択の重要な基準となる
 4)「機能」以上に「存在」に意味がある関わりである
 5)出会いは偶然によるところが多い
 6)しんどいこともあるが自分自身も元気になる活動だ
 7)自分が満足するだけではうまくいかない
 8)続けることで多くの出会いがあるが、続ける”だけ”になると陳腐化する
 9)心移りをすることがある
 10)止める時、別れる時が辛く難しい

 これが、10か条であるが、早瀬さんの笑顔が浮かんでくる。私は、とてもこんなことを言えないが、これを照れまなく、さらっと言えるということは、やはり第一人者なのだろう。それとも、大阪という土地柄のせいだろうか

 早瀬さんをまねて、私も「ボランティアは夫婦に似ている」をやってみることにした。
 1)自発的な無償の行為…最近では年金の話が多くなった
 2)対象を選べる   …??
 3)好きであることが重要な基準 …
 雲行きが怪しくなってきたので、早瀬さんおマネは辞めることにしよう。

 連休の後半に突入である。今年は、青森に行く。
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