松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★市民協働を考える(赤磐市)

2016-02-17 | 2.講演会・研修会

 赤磐市のYさんからのお誘いで、岡山県赤磐市に出かけた。

 赤磐市は、岡山市の隣のまちである。車で岡山の中心部まで、30分で行けるので、岡山のベットタウンとして、人口が伸びた。他方、広大な中山間地も抱えていた、ひと色では説明できない町である。

 この町では、Yさんたち、協働の担当者が、比較的長く、協働事業にかかわっているので、協働担当のレベルは高いが、一般の職員にまでの広がりが乏しいのが課題のようだ。他方、岡山のベットタウンということで、大きな団地もあり、そこから、住民の活動が生まれている。

 協働という自治の大きな流れに対し、どのように対応してよいか戸惑う職員と熱心な住民との関係をどのようにつないでいくのか、そこを協働担当の人たちの悩みとなっている。私にどれだけの知恵があるかはわからないが、これもご縁なので、できる範囲で協力したいと思っている。

 もう一つ、求められているのは、成果である。協働をやって、目に見えるかたちで、成果が上がったかが、問われている。それへの対応策の一つは、若者参加だと思う。これまで、まちづくりに参加しなかった若者が参加し、その若者が、何か活動をすれば、目に見えるかたちになる。新城市や相模原市南区の例を紹介した。

 赤磐市では、まちづくり基本条例を視野に入れているが、これはぜひ進めてほしいと思う。この条例は、土台になり、大枠になるからである。この条例をつくる過程の中で、自治の意義を考えてほしいと思う。

 赤磐市へ行く前に、少し時間があったので、備前焼のまちである伊部を訪ねた。まち全体に備前焼の工房が散在し、レンガの煙突があちこちにある。2,3の工房を冷やかしたが、結局、大皿と連れ合いのコーヒーカップを買った(赤磐市の経済効果ではないので申し訳ない)。

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