(2011.6.30)
第2回目は、立法事実論をやった。これも抽象的に議論していては、自治体職員の研修にならないので、実践的に事実を積み上げる方式でやってみた。受講者は、20人弱なので、報告は、白熱教室方式とした。板橋区でも、中途採用を行っているが、もと研修の先生をやっていた受講生もおり、助手が増えた感じで、やりやすかった。
板橋区は、自治基本条例をつくっているが、これを素材に立法事実論から、その内容を考えてみた。まず、市民参加の規定を考えたが、全体にまんべんなく規定されている点はよくできている。ただ「参加の仕組み」の部分は、みんなで意見を出したことは、「規定されていないわけではないが、あまりにまとめすぎで、これでは、区民にとって、どんな参加が行われようとしているのか、なかなかイメージしにくい」というのが、全体の感想であった。大震災への対応という点でも考えてみた。足りないところもあるが(他自治体の市民やNPO等々の連携、協力など)、地域や学校に関する規定、情報共有に関する規定が充実していて、使える条例ということが分かった。自治基本条例の担当者やこれに関わる市民の人たちは、大いに自信を持って、さらに良いものをつくるように頑張ってもらいたい。
演習担当のEさんのはからいで、受講生は、私のブログを見るのが宿題になったようだ。講師をその気にさせる、とてもよい企画で、私は調子に乗って、韓国ではちょっと有名というプチ自慢をしてしまった。
(2011.6.24)
今年も板橋区の研修に参加した。今年は、とびとびの2日間研修となった。
板橋区役所の最寄り駅は、地下鉄三田線の板橋区役所駅である。今日は、京浜急行の押上行きで、三田で乗り換えて行った。やや時間がかかるが、このルートは、分かりやすいところがいい。
以前にも書いたと思うが、板橋は思い出の地である。大学の1年生の頃、当時付き合っていた彼女が板橋に住んでいた。同じクラスの、とてもかわいい女の子だった。埼京線が赤羽線と言っていたころの話で、板橋駅から、数分のところに住まいがあり、何度か行った経験がある。11時ころの電車に乗り遅れると、横浜の最終電車に間に合わなくなったが、半ば意図的に、その時間に遅れたものだった。
あれから随分と時がたち、この微笑ましいエピソードを普段は思い出すことはなくなったが、それでも1年に一度、思い出すのが、この板橋区の政策法務研修である。時間が限られている中で、板橋区の研修を喜んで引き受けるのは、これが大きな要因なのだろうか。
動機がやや不純であるためだろうか、研修は、午前中は、上滑りになってしまった。ただ、午後になって平静を取り戻し、徐々に調子が出て、いつもの賑やかかつ積極的なワークショップとなった。
来週にもう1日、今度は立法事実を中心にワークショップを行う。今度は、順調な滑り出しをはかれるだろう。
板橋の魅力は商店街で、写真は区役所そばの遊座大山商店街
第2回目は、立法事実論をやった。これも抽象的に議論していては、自治体職員の研修にならないので、実践的に事実を積み上げる方式でやってみた。受講者は、20人弱なので、報告は、白熱教室方式とした。板橋区でも、中途採用を行っているが、もと研修の先生をやっていた受講生もおり、助手が増えた感じで、やりやすかった。
板橋区は、自治基本条例をつくっているが、これを素材に立法事実論から、その内容を考えてみた。まず、市民参加の規定を考えたが、全体にまんべんなく規定されている点はよくできている。ただ「参加の仕組み」の部分は、みんなで意見を出したことは、「規定されていないわけではないが、あまりにまとめすぎで、これでは、区民にとって、どんな参加が行われようとしているのか、なかなかイメージしにくい」というのが、全体の感想であった。大震災への対応という点でも考えてみた。足りないところもあるが(他自治体の市民やNPO等々の連携、協力など)、地域や学校に関する規定、情報共有に関する規定が充実していて、使える条例ということが分かった。自治基本条例の担当者やこれに関わる市民の人たちは、大いに自信を持って、さらに良いものをつくるように頑張ってもらいたい。
演習担当のEさんのはからいで、受講生は、私のブログを見るのが宿題になったようだ。講師をその気にさせる、とてもよい企画で、私は調子に乗って、韓国ではちょっと有名というプチ自慢をしてしまった。
(2011.6.24)
今年も板橋区の研修に参加した。今年は、とびとびの2日間研修となった。
板橋区役所の最寄り駅は、地下鉄三田線の板橋区役所駅である。今日は、京浜急行の押上行きで、三田で乗り換えて行った。やや時間がかかるが、このルートは、分かりやすいところがいい。
以前にも書いたと思うが、板橋は思い出の地である。大学の1年生の頃、当時付き合っていた彼女が板橋に住んでいた。同じクラスの、とてもかわいい女の子だった。埼京線が赤羽線と言っていたころの話で、板橋駅から、数分のところに住まいがあり、何度か行った経験がある。11時ころの電車に乗り遅れると、横浜の最終電車に間に合わなくなったが、半ば意図的に、その時間に遅れたものだった。
あれから随分と時がたち、この微笑ましいエピソードを普段は思い出すことはなくなったが、それでも1年に一度、思い出すのが、この板橋区の政策法務研修である。時間が限られている中で、板橋区の研修を喜んで引き受けるのは、これが大きな要因なのだろうか。
動機がやや不純であるためだろうか、研修は、午前中は、上滑りになってしまった。ただ、午後になって平静を取り戻し、徐々に調子が出て、いつもの賑やかかつ積極的なワークショップとなった。
来週にもう1日、今度は立法事実を中心にワークショップを行う。今度は、順調な滑り出しをはかれるだろう。
板橋の魅力は商店街で、写真は区役所そばの遊座大山商店街