板橋区に引き続いて品川区における研修となった。
品川区役所の最寄り駅はJRの大井町である。品川というと、品川ナンバー、高級外車のイメージであるが、大井町はもっと庶民的なところである。どこのまちでも、ひといろではない。
研修は2日間であったので、ゆっくりと行うことができた。特によかったのは、オウム真理教住民登録拒否事件をめぐる議論である。この事件は、信者の宗教の自由と大多数の住民の意向がぶつかり合うが、受講生は、両者の中間を行く答えを探すのに苦慮したようである。評論家ならば、ヒステリックになった住民大勢論に悪乗りするか、世の中に注意を喚起するという対岸からの人権論ですむかもしれないが、理念と現実の狭間で、その折り合いをつけなければいけない実務家は、結論に至る前に、悩み、呻吟することになる。今回は、その結果として、グループごとに違う、いくつかの考え方が出されたが、新鮮な意見もあり、とてもよかったと思う。仕事のコツといったものも話すことができ、充実した研修になったと思う。
品川区は、東京都23区のうちでも、とりわけ豊かなまちなのだろう。多くの自治体は、人口減少、税収減の恐怖のなかで、まちづくりに取り組んでいるが、ここでは当面、そういった心配はないのだろう。そうであるならば、この好位置を活用して、自治を切り開く、新しい政策や政策手法を開発して、余力のない他自治体の先導役としての役割を期待したい。がんばってほしい。
区役所の食堂で品川丼を食べた。これはどういういわれなのだろう。
品川区役所の最寄り駅はJRの大井町である。品川というと、品川ナンバー、高級外車のイメージであるが、大井町はもっと庶民的なところである。どこのまちでも、ひといろではない。
研修は2日間であったので、ゆっくりと行うことができた。特によかったのは、オウム真理教住民登録拒否事件をめぐる議論である。この事件は、信者の宗教の自由と大多数の住民の意向がぶつかり合うが、受講生は、両者の中間を行く答えを探すのに苦慮したようである。評論家ならば、ヒステリックになった住民大勢論に悪乗りするか、世の中に注意を喚起するという対岸からの人権論ですむかもしれないが、理念と現実の狭間で、その折り合いをつけなければいけない実務家は、結論に至る前に、悩み、呻吟することになる。今回は、その結果として、グループごとに違う、いくつかの考え方が出されたが、新鮮な意見もあり、とてもよかったと思う。仕事のコツといったものも話すことができ、充実した研修になったと思う。
品川区は、東京都23区のうちでも、とりわけ豊かなまちなのだろう。多くの自治体は、人口減少、税収減の恐怖のなかで、まちづくりに取り組んでいるが、ここでは当面、そういった心配はないのだろう。そうであるならば、この好位置を活用して、自治を切り開く、新しい政策や政策手法を開発して、余力のない他自治体の先導役としての役割を期待したい。がんばってほしい。
区役所の食堂で品川丼を食べた。これはどういういわれなのだろう。