松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★議会事務局の政策・法務

2010-10-18 | 2.講演会・研修会
(2010.10.17)
 議会事務局の政策・法務は、本年で2年目である。
 議会の改革のポイントは、政策立案である。チェックだけでは、もはや存在意義が問われてしまう。
 ただ、2コマという時間割なので、十分には話ができない。何もかも欲張りすぎて話すぎたろうか。
 政策立案のポイントの一つが、市民との対話であるが、いくつかヒントになりそうな事例をPPTで見てもらった。とりわけプラーヌンクスツェレは、有意な市民を巻き込むには有効な方法であろう。ドイツのPZのくびきから、脱するときになったのだと思う。
 時間が少なく、受講生と交流する機会が乏しかったのが残念。

(2009.11)
 ひと昔前なら、議会事務局職員の研修会は開いても、人が集まらなかったであろう。今回は、11月という狭間の時期でもあり、それで120人もの参加者があったのだろう。
 今回は、自治基本条例づくりの際の議会・議員に対する市民の評価というところから話を始めた。厳しいというのが率直なところであるが、それを一番自覚しているのは議員さん自身だと思う。
 その市民の目の厳しさに対する答えが、即、議員給料の引き下げや定数削減になっているが、方向が違うというのが私の意見である。今大事なのは、議員さんを後押しし、大いに活躍してもらうことである。これは自分の問題として考えるとよくわかる。もし、議員制度が崩れて、直接民主制度になったら、私たちは、市民の義務として、今度は、週の半分を地方行政のために時間を使うことになる。その分、給料が減らずに仕事が減ればよいが、今までどおり仕事をして、さらに、広範にわたる地方行政を計画し、チェックするとなると、忙しくて、体が持たないからである。だから、メインは議員さんに頼み、地域にかかわるのは、自分の関心事くらいにしてほしいというのが私の実感だからである。そのためには、議員の政策立案をサポートするにはという観点から、具体例を交えて話をした。
 議会事務局の政策・法務が好評だったとわざわざ連絡をいただいた。今度、議員提案の政策条例の調査をはじめたので、次の機会には、もっと充実した話ができると思う。
 
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