松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★議会の条例づくりの実践(大津市)

2022-08-19 | 2.講演会・研修会
 大津のJIAMで議会事務局職員に対する研修会に参加した。

 今、議会は、とても厳しい状況に置かれている。市民の多くは、議員に対して、懐疑的、批判的だと思う。都市伝説のような批判もあるが、多くの課題を抱えているのも実際だろう。

 しかし、日本の地方自治は、議会が根幹である。ここをしっかりさせないと、地方自治全体が動かない。風車に突っ込むドン・キホーテのような感じになるかもしれないが、その再生や再構築のために、がんばりたいと思う。

 最大のポイントは、議会の活動と市民の思いとずれていることだと思う。たとえば、コロナになって、議会のオンライン化などを一生懸命やっているが、それも重要ではあるが、本チャンは、そこではない。

 たとえば、コロナ初期のころ、コロナに罹った人の排除や医療従事者へのいじめがあった。この時、行政に先駆けて、あるいは行政を後押しして、差別や排除をなくす取り組みをいち早く行うのが、議会の仕事である。こうした動きをした議会が、どれくらいあるのだろう。センスというか、問題意識を、もっと鋭敏に磨いてほしい。

 研修の本題の政策条例でもそうである。本当に必要な条例をつくってほしい。今回は、その例として、若者参画条例とシビック・プライド条例を紹介した。うまく伝わったのだろうか。

 研修では、ちょっと、かっこ悪いこともあった。質問、何でもいいよと言ったにもかかわらず、答えが出せない質問があった。ちょっと、格好悪かったが、訳の分からないことをいうより、分からいなことは、分からないというが流儀なので、これも仕方がない。

 全体に、時間がタイトだたっためだろうか、あるいは、講師が冗談ばかり言うのに、参加者が戸惑ったためだろうか、全体に空回りしてしまった。やや苦い思いで、帰りの湖西線にのった。でも、まあ、仕方がない。次は、がんばろう。

 この日は、前日、京都に泊まった。東寺の近くだったので、朝、東寺の境内を散策した。東寺は、何度も来たし、京都は、かつて住んでいたので、京都観光は、10年以上ぶりになる。久しぶりに旅気分になった。連れ合いを連れてきてあげればよかった。

 これを書いたら、気が楽になった。がんばるぞ!
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2 コメント

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Unknown (彦根市の受講者です。)
2022-08-23 16:55:42
先日の貴重なご講義、ありがたく拝聴いたしました。
先生は空回りとおっしゃっていましたが、大変楽しく受講させていただいておりました。仕事で研修に来ているため、ワハハと笑って良いものか躊躇っておりました(笑)
若者の流出は止めるものではなく、帰ってきてもらえばよいというお話はなるほどと考えさせられました。
議員の皆さんにもぜひそういつた視点をお伝えしたいなと思っております。
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Unknown (マロン教授)
2022-08-24 13:49:02
そうなんだ!でも、研修に来たときくらい、のびのび、やらないとね。ともかく、がんばれ!
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