次の本は、有償ボランティアにしよう。
本は、「はじめに」が書けたら、半分終わったようなものである。
最初は、こんなふうに書き始めた。「そもそも、ボランティアは無償で行うものというのが一般的な認識であるから、漫才コンビ名(「有償・無償」)ならばともかく、ボランティアに有償性を持ち込むこと自体がミスマッチだと考える人も多いだろう」。有償・無償という漫才コンビは、いいアイディアだと思ったが、さすが、最後には消えた。
結局、こんな書き出しになった。「一般には、ボランティアは無償で行うものと理解されているので、ボランティアに有償性を持ち込むことは、それ自体、矛盾していると考える人も多い。
また厳しい経済環境が続くなか、ボランティアに有償性を持ち込むと、ボランティアという美名のもとで、労働者を低賃金で使う理由付けとなり、これまで築き上げてきた労働者保護のための法制を空洞化させてしまうという指摘も無視できない。
その他、有償ボランティアを巡っては、いくつかの課題や厳しい批判もあるが、それでも、有償ボランティアという活動が広く行われている背景には、理論やあるべき論では否定できない、現場の強いニーズがあるからである。この現場ニーズを尊重しつつ、有償ボランティアが持つ課題を乗り越え、有償ボランティアの展開可能性を考えるのが、本書の目的である」
特に、原稿依頼を受けているわけではなく、どこから出版するのかも決まっていないので、気楽に書いていこう。目標は、8月脱稿である。
本は、「はじめに」が書けたら、半分終わったようなものである。
最初は、こんなふうに書き始めた。「そもそも、ボランティアは無償で行うものというのが一般的な認識であるから、漫才コンビ名(「有償・無償」)ならばともかく、ボランティアに有償性を持ち込むこと自体がミスマッチだと考える人も多いだろう」。有償・無償という漫才コンビは、いいアイディアだと思ったが、さすが、最後には消えた。
結局、こんな書き出しになった。「一般には、ボランティアは無償で行うものと理解されているので、ボランティアに有償性を持ち込むことは、それ自体、矛盾していると考える人も多い。
また厳しい経済環境が続くなか、ボランティアに有償性を持ち込むと、ボランティアという美名のもとで、労働者を低賃金で使う理由付けとなり、これまで築き上げてきた労働者保護のための法制を空洞化させてしまうという指摘も無視できない。
その他、有償ボランティアを巡っては、いくつかの課題や厳しい批判もあるが、それでも、有償ボランティアという活動が広く行われている背景には、理論やあるべき論では否定できない、現場の強いニーズがあるからである。この現場ニーズを尊重しつつ、有償ボランティアが持つ課題を乗り越え、有償ボランティアの展開可能性を考えるのが、本書の目的である」
特に、原稿依頼を受けているわけではなく、どこから出版するのかも決まっていないので、気楽に書いていこう。目標は、8月脱稿である。