NOMAの協働研修である。今回は、力を入れて、新たなテキストを書いてみた。
ここ数年で、自治体職員の質が変わってきたように思う。特に法務研修では顕著で、法学部出身以外の職員が圧倒的に多くなってきて、法的知識や勉強をしたことがない職員が研修を受けるようになってきた。したがって、今までのような法務研修では、ズレてくる。
他方、市民協働のほうは、コミュニケーション能力が高い職員が増えてきたので、これまでと同じ研修をやっていても、職員のニーズとズレてくる。そこで協働研修の内容を変えようと考えていたからである。
簡単に言うと、協働提案事業のように、すでにいるNPO等を相手の協働事業をやっていると、縮小再生産の輪に入ってしまう。いつも同じメンバー、たいして優先順位も高くない事業提案が、協働事業ということで採用されるようになってくる。
職員にとっては、仕事も忙しく、予算もないなかで、本当に、やりたい事業もできない反面、大した事業でない事業に関わらざるを得なくなり、シラケてしまうからである。
そこで今後の方向は、新たな公共の担い手を発掘し、育てることで、協働の担い手を増やし、協働事業をより豊かにしていくことが必要である。これは、協働とは何かという基本をきちんと理解すると、私の言っている意味が理解できると思う。
どこから手を付けるかであるが、私は、若者にこそ頑張ってもらいたいと思っているし、若者が頑張らなければ、わたしたちの未来はないと思っているので、若者のまちづくり参加(公共の担い手づくり)に力を入れて、この7,8年、やってきた。
そこで、今回は、相模原南区の若者参加プロジェクトに来てもらって、若者参加のまちづくりの実際と受講者との意見交換を行った。
来てもらったのは、若プロ実行委員会の委員長のももちゃんと、委員で南区区民会議の委員でもある、おおさかである。ともに、サガジョの4年生で、1年生のときから、一緒に活動している事実上の松下ゼミ生である。二人にパワポをつくってもらって、私の話の後に、話をしてもらった。
前日、受講者のみんなが、まじめに勉強している写真をラインで送ったので、焦って、前日の夜2時ころまで、事前練習をしていたらしい。その勢いで、試験勉強をしていたら、もっといい成績だったのではないか。
説明の後、質疑になったが、当初、予定した質疑時間(40分近くあった)では終わらず、お昼を挟んで、午後も質疑という盛り上がりだった。この協働研修は、毎年、盛り上がるが、それにしても、近来稀な盛り上がりである。
午後のグループワークでは、二人が、グループに入り、私の出すテーマを考えたが、さらに一層、笑い声と高いテンションのグループワークとなった。「若者パワーをもらった」などと、私から見たら若者である受講生が言っていた。
若者が参加すると、議論が活性化するという証明になったと思うが、ももちゃんやおおさかというキャラクターも影響しているのかもしれない。最後は、二人も交えて、記念写真を撮るなどの盛り上がりとなった。
うれしいことがあった。終了後、お茶を飲んだが、サプライズで、二人から色紙をもらった。ゼミが終了し、卒業の時に、ゼミ生から、思い出をまとめた色紙をもらうが、それを見ていたのだろう、二人から、さまざまな体験をまとめた色紙の贈呈があった。最後のゼミ生ということなのだろう。
1年生の時は、人前で話すのが苦手で、「私は後ろの方にいるタイプなので」と言っていた学生が、どんどん人前で話しをするようになり、まちに行けば、グループの雰囲気を一気に変えて、前向きな議論をするようにリードしていくようになる、そんな姿を見るのが、大学教員としては、一番うれしいことである。
そして、卒業前の最後のこうした色紙をつくり、贈ろうという気づかいをしてくれる場面に出会うと、大学教員の仕事は、いい仕事だと思う。
ともかく、思い出に残る一日になった。感謝したい。
ここ数年で、自治体職員の質が変わってきたように思う。特に法務研修では顕著で、法学部出身以外の職員が圧倒的に多くなってきて、法的知識や勉強をしたことがない職員が研修を受けるようになってきた。したがって、今までのような法務研修では、ズレてくる。
他方、市民協働のほうは、コミュニケーション能力が高い職員が増えてきたので、これまでと同じ研修をやっていても、職員のニーズとズレてくる。そこで協働研修の内容を変えようと考えていたからである。
簡単に言うと、協働提案事業のように、すでにいるNPO等を相手の協働事業をやっていると、縮小再生産の輪に入ってしまう。いつも同じメンバー、たいして優先順位も高くない事業提案が、協働事業ということで採用されるようになってくる。
職員にとっては、仕事も忙しく、予算もないなかで、本当に、やりたい事業もできない反面、大した事業でない事業に関わらざるを得なくなり、シラケてしまうからである。
そこで今後の方向は、新たな公共の担い手を発掘し、育てることで、協働の担い手を増やし、協働事業をより豊かにしていくことが必要である。これは、協働とは何かという基本をきちんと理解すると、私の言っている意味が理解できると思う。
どこから手を付けるかであるが、私は、若者にこそ頑張ってもらいたいと思っているし、若者が頑張らなければ、わたしたちの未来はないと思っているので、若者のまちづくり参加(公共の担い手づくり)に力を入れて、この7,8年、やってきた。
そこで、今回は、相模原南区の若者参加プロジェクトに来てもらって、若者参加のまちづくりの実際と受講者との意見交換を行った。
来てもらったのは、若プロ実行委員会の委員長のももちゃんと、委員で南区区民会議の委員でもある、おおさかである。ともに、サガジョの4年生で、1年生のときから、一緒に活動している事実上の松下ゼミ生である。二人にパワポをつくってもらって、私の話の後に、話をしてもらった。
前日、受講者のみんなが、まじめに勉強している写真をラインで送ったので、焦って、前日の夜2時ころまで、事前練習をしていたらしい。その勢いで、試験勉強をしていたら、もっといい成績だったのではないか。
説明の後、質疑になったが、当初、予定した質疑時間(40分近くあった)では終わらず、お昼を挟んで、午後も質疑という盛り上がりだった。この協働研修は、毎年、盛り上がるが、それにしても、近来稀な盛り上がりである。
午後のグループワークでは、二人が、グループに入り、私の出すテーマを考えたが、さらに一層、笑い声と高いテンションのグループワークとなった。「若者パワーをもらった」などと、私から見たら若者である受講生が言っていた。
若者が参加すると、議論が活性化するという証明になったと思うが、ももちゃんやおおさかというキャラクターも影響しているのかもしれない。最後は、二人も交えて、記念写真を撮るなどの盛り上がりとなった。
うれしいことがあった。終了後、お茶を飲んだが、サプライズで、二人から色紙をもらった。ゼミが終了し、卒業の時に、ゼミ生から、思い出をまとめた色紙をもらうが、それを見ていたのだろう、二人から、さまざまな体験をまとめた色紙の贈呈があった。最後のゼミ生ということなのだろう。
1年生の時は、人前で話すのが苦手で、「私は後ろの方にいるタイプなので」と言っていた学生が、どんどん人前で話しをするようになり、まちに行けば、グループの雰囲気を一気に変えて、前向きな議論をするようにリードしていくようになる、そんな姿を見るのが、大学教員としては、一番うれしいことである。
そして、卒業前の最後のこうした色紙をつくり、贈ろうという気づかいをしてくれる場面に出会うと、大学教員の仕事は、いい仕事だと思う。
ともかく、思い出に残る一日になった。感謝したい。
学生たちは、グループワークになったら、完全に平常運転ですね。
学生たちが、力を発揮できるのも、他の人たちのあたたかなまなざしがあってこそです。
そうすると、得意分野で力をだし、それが他に伝播して、全体として、力が出てきます。協働ですね。
何か、わからにことがあったら、遠慮なくメールしてください。
またね
とっても刺激的な二日間で、こんなに時間があっという間の研修は初めてでした。
ずっとモヤモヤしてつかめないでいた「協働」に関して、少し晴れ間が見えてきたような思いです。少しでも実務や自分の所属に還元したいなと思います。
若プロのお二人の姿も、グループに加わっての盛り上がりの様子も含め、短時間で色々学ばせてもらえました。眩しくて羨ましかったです。
本当にありがとうございました。