松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★まちづくりのポイント 山口・普門寺にて

2007-08-10 | 2.講演会・研修会
 山口を訪ねた。今度で何度目になるだろうか。市役所の人が、どこか案内しましょうかといってくれるが、有名なところはほとんど行っている。そんなことで今回は徳地や秋穂といった合併で新たに山口市となった場所を訪ね・案内してもらうことにした(秋穂荘のロビーからみた瀬戸内海は素晴らしかった)
 市内に普門寺という寺がある。大村益次郎の塾が置かれていたという寺であるが、ひょんなことから、この寺を訪ねることになった。
 1日目の研修会を終えて、友人が勤める山口県庁に向かうことにした。歩いて10分位と聞いていたが、15分歩いても県庁らしき建物に行き当たらない。あまりの暑さに閉口して、一休みしようと入ったのがこの普門寺である。
 寺に入ると、おばあさんが、花に水をやっていた。「暑いですね」と声をかけて、本堂の脇で一休みさせてもらっていると、「麦茶でも飲んでください」(山口弁であるが再現できず)と声をかけてくれたのである。
 出来事はこれだけである。だが、旅人には、ささいな心遣いが身にしみる。それでいっぺんにそのまちが好きになってしまうのである(現に、私は、ますます山口が好きになってしまった)。
 まちづくりが盛んであるが、歴史的な建造物も遺跡はいまからつくることはできないが、心遣いや思いやりといった心がけは今からでもつくることができる。心遣いがあるまちは、旅人だけでなく、そこの住民にとっても住みやすいまちである。ここに都市間競争のポイントがあるような気がする。
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