町の現在ある8校を
丸森小と舘矢間小の2校に再編統合する方針に対し
筆甫地区振興連絡協議会から
令和2年6月定例会に「筆甫小学校の存続を求める」請願がだされ
産業建設教育常任委員会に付託されていました。
丸森町は30年位前から農業をする移住者が増えてきましたが
筆甫地区や耕野地区は地域をあげて受け入れて
たくさんの産業やイベントを展開してきました。
私から見ると彼らは理想郷をつくりだしていました。
筆甫の活動は
丸森町筆甫地区 https://www.facebook.com/marumori.hippo/
や
そのつもり https://www.facebook.com/npo.sonotsumori/?__tn__=%2Cd%2CP-R&eid=ARD946-8e8rnXIBTGMY78L8kV4dBJ3XbGKlnGlAawkQLkquqpKsvLsd2mAssmPrH1UKbE9MywGAAczNf
を見ていただくとわかります。
高齢化と過疎の進む筆甫を守る地域活動や子供たちとの交流は圧巻です。
廃校になった中学校を利用して
高齢者福祉施設を運営したり、幼稚園を開設して
今いるところで快適に過ごす取り組みをしています。
今、筆甫小学校にいる子供たちは
そんな筆甫を見て、IターンやUターンで帰ってきた方々のお子さんです。
請願に対する、常任委員会での意見は
採択2、不採択1、主旨採択3の多数決で
主旨採択と決まり、本会議で発議されました。
私は、委員会では採択に挙手しましたが
本会議では委員会で発議した主旨採択に起立して賛成しました。
委員会で、筆甫の住民と父兄の聞き取りをしたときには
ほとんどの子供の親が参加してくださり
住民の代表の方々も含めて全員が筆甫小学校の存続を求めました。
私は彼らが築いてきた理想郷の未来は自分たちで決めていく
という取り組みは、ずっと昔から続いてきた過疎問題の解決や
田舎でのびのび子供を育てたい。生活したい。
これまでしてきた様々なことの延長線上にあるのだなと思いました。
町ではこれから再編に向けてどうするのかわかりませんが
「大きな小学校も、筆甫のような小学校も町にはあってもよいのではないか」
という彼らのことも伝えたいと思って、書きました。