平成30年9月一般質問
要約
地方創生事業の評価は
1、 人口減少への歯止めをかけるため、平成28年2月に「丸森町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」が策定された。
この総合戦略は、最終年度が平成31年度と設定されており、今年は前年にあたる。
途中経過として、直近の社会増減と合計特殊出生率の状況をどうとらえているか。
平成28年度 まち・ひと・しごと創生総合戦略評価結果一覧表を見ると、19の施策がある。
これらの施策の進行管理を見ると、すべてⓄ(2重丸)のおおむね順調でした。
若者の頑張りでかなり31年にはかなりの成果が出るのではないか。
2、丸森町は7割が森林で未利用・未活用の山の木はバイオ資源。その利活用について伺う。
いろんな森林の町が取り組んでいるように
① バイオエネルギーとして利用する取り組みが出来ないか。
② 杉などの針葉樹の人工林が伐採されているが今後、森林の中での人工林の割合の計画を作ってはどうか。
③ あと20年後・50年後の100年の美林を残す取り組みをしている町もあるがそのような計画を立ててはどうか。
④ 商工会青年部から提案があった、ワイヤーで木の上をめぐるツリーピクニックアドベンチャーを
百々石公園に設置して自然や木に親しめるようにしてはどうか。
⑤ 土砂採取などで、森林が開発された土地の利用を長期的にどう考えているのか。
平成30年9月一般質問
全文
地方創生事業の評価は
先日、福井県の池田町と若狭町を視察に行きましたが、福井県は9月後半から国体が開催されます。
森林の町池田町では中学校が「ボルダリング」会場になり、若狭町では競泳の会場です。
池田町は人口2628人で森林率92%。地方創生総合戦略の中心に「木望のまちプロジェクト」を据えて、
木のおもちゃハウス、ツリーピクニックアドベンチャー、アドベンチャーボート、バイオマス事業を行いました。
1、まち・ひと・しごと創生総合戦略の進捗状況及び人口減少対策について伺います。
人口減少への歯止めをかけるため、平成28年2月に「丸森町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」が策定されました。
この総合戦略は、最終年度が平成31年度と設定されており、今年は前年にあたります。
そこでまず、総合戦略における取り組みの途中経過として、
直近の社会増減と合計特殊出生率の状況をどうとらえているかについて伺います。
平成28年度 まち・ひと・しごと創生総合戦略評価結果一覧表を見ると、19の施策があります。
総務課が1つで防災減災の推進。企画財政課が4つで地域が輝くまちづくりの推進、地域コミュニティの基盤づくり、阿武隈急行線の利用促進及び支援、身近な交通手段の確保。
保健福祉課が1つで親がしっかりと向き合える環境づくり。
子育て定住推進課が3つで親・子ども・地域がひとつになった子育て支援環境の充実、健やかに子供が育つ教育・保育環境の充実、定住につながる魅力的な住環境の整備。
農林課が3つで農業の生産振興、安全安心な農産物の提供、新たな活力を生む農業担い手の育成。
商工観光課が4つで6次産業化の推進、地域企業を支える支援体制の充実、観光交流人口の拡大を支える施設の充実、観光交流を生み出す仕掛けづくり。
建設課・学校教育課・生涯学習課はそれぞれ1つで良好な住環境の形成。心豊かに学べる教育内容の充実。まちづくりを担う人材育成・活用です。
これらの施策の進行管理(構成事務事業の評価結果をもとにした施策の進捗状況の判定)を見ると、すべてⓄ(2重丸)のおおむね順調でした。ちなみにOはいっそうの推進が必要。△は抜本的に見直しや改善が必要となっています。
若者の頑張りでかなり31年にはかなりの成果が出るのではないでしょうか。
地方創生推進交付金事業の効果もあり、転入者が増えているような気がしますがどんな傾向なんでしょうか。最近いろんなところで出会う青年・中年が増えてきました。
話を聞いてみると地域おこし協力隊員だったり、町職員だったりします。みんな、自己実現のために丸森に定住してくれるんだと感謝です。
8月初めは久しぶりのクラスタでした。
いつの間にか私のSNSに潜り込んできた「地域について話すクラスタナイト」行ってみたら、移住定住の「ヘルプ マルモリ じゅーぴた」にいる地域おこし協力隊員の活動発表を聞く会でした。
次回は9月にインバウンドDMOにいる地域おこし協力隊員の発表です。
10数人でしたが彼らのネットワークはどこまで広いのか、ミスコン入賞者から、DJとコマーシャル作成,学校の先生、丸森の語りべ、赤いパンツ販売で起業する二人、介護士、整体師、年とった農民の変な集まりになっていました。それでもクラスタの事業に出席すると集まった彼らはすぐにビジネスの話を始めるので驚きます。1人対1人が友達のホームページを開いてしまうので1+1が3にも4にもなってしまうから不思議です。
2、丸森町は7割が森林ですが未利用・未活用の山の木はバイオ資源です。その利活用について伺います。
26年度27年度28年度行政評価を見ますと、森林資源の活用と多面的機能の充実や自然環境の保全と活用、豊かな農村資源の保全と活用、定住につながる魅力的な住環境の整備、先導的な省エネルギー化推進などにO(いっそうの推進が必要)や△(抜本的に見直しや改善が必要)が多いのは不本意です。
林業をしている方々。山林を所有している・木を伐採して販売している・森林組合に勤めている・製材している・加工品を作っているなど様々です。
彼らが憂慮していることに森林の伐採後の大雨などによる災害があります。
最近の杉の木は16センチ、品不足の時には直径13センチまで合板の材料として売れるのですがそれでも残りが出ます。最近の大雨等による土砂災害の報道は森林の伐採や開発への不安を搔き立てます。
他の森林の町が取り組んでいるように
① バイオエネルギーとして利用する取り組みが出来ないでしょうか。
② 杉などの針葉樹の人工林が伐採されていますが今後、森林の中での人工林の割合の計画を作ってはどうでしょうか。
③ あと20年後・50年後の100年の美林を残す取り組みをしている町もあるがそのような計画を立ててはどうでしょうか。
④ 以前、商工会青年部から提案のあった、ワイヤーで木の上をめぐるツリーピクニックアドベンチャーを百々石公園に設置して自然や木に親しめるようにしてはどうでしょうか。
⑤ 土砂採取などで、森林が開発された土地の利用を長期的にどう考えているでしょうか。