通告に従いまして「まちづくりの次の一手!新たな仕掛けを」というテーマで
次の、2点について一般質問いたします。
1、中心市街地のさらなる活性化に向けた次の一手について
2、阿武隈急行線の利用促進に向けた次の一手について
最初に中心市街地のさらなる活性化に向けた町長の次の一手について伺います。
町長も行ったことがあると思いますが、伊達市の梁川に行くと、中心市街地が生まれ変わろうとしているのがわかります。
丸森町でも中心市街地での買い物難民の発生や空洞化の防止、観光客誘客のために
空き店舗の活用事業や地域の特性を活かした魅力的な商業施設八雄館の整備をして成果を上げてきました。
また、観光交流を生み出すイベント「齋理幻夜」、「サイクルフェスタ丸森」等のイベントの成功は
斎理屋敷前の県道リニューアルの後押しをしています。
これまで何度も中心部の住民アンケートを実施してきました。
これまで、押し車やスクーターで歩ける歩道や裏町など周辺を段差のない生活道路に整備して、
安全で快適な生活ができるように改良をすすめて成果をあげてきました。
先日、中心市街地の核店舗として、地域に親しまれてきた大きな商業施設の新聞報道がありました。
町でも対策を検討されたと思いますが、高齢者の方々が大きな不安の声をあげました。
幸い数日後にお買い物「お得情報」のチラシが新聞折り込みされてきてひとまず安心しました。
にぎわいの創出や、若者が町なかに定住したくなる活気のある中心市街地のビジョンを示し実現することにより、
商業施設が安心して立地できます。活気のある街は企業進出の良い条件にもなりますが、
中心市街地のさらなる活性化に向けた町長の次の一手について考えを伺います。
2番目として、阿武隈急行線の利用促進に向けた次の一手についてですが、
第5次丸森町総合計画策定時の平成25年一般町民と中高生のアンケート調査結果によると
「重要度」がたかく「満足度」が低いものとして、一般町民、中高生ともに共通している項目の1番目に鉄道、
バスなど公共交通の利便性があげられています。2番目に生活道路。3番目に病院など医療施設の充実。
4番目に夜間診療対策。5番目に日常の買い物の利便性。6番目に若者定住による活気ある町づくりがあげられています。
アンケートで一番目に挙げられた公共交通についてですが、バスは、満足度向上のために
定期バスやデマンド交通などの体系見直しをしています。
鉄道は、福島~槻木を結ぶ「阿武隈急行線」が南北に通り、
最寄り駅として「あぶくま駅」、「丸森駅」、「北丸森駅」の3駅があります。
通勤・通学の利用だけではなく、本町への観光客の交通手段としての役割を担っていますが、
乗降客数は減少傾向にあります。そこで、町では、通勤・通学者を対象とした通勤定期券・運賃の助成や、
観光客向けのお買物券サービスなど、「阿武隈急行線」の利用促進に向けた様々な事業を展開しています。
町にとって欠かせない公共交通機関である「阿武隈急行線」については、適切な駅施設の維持管理を行い、
利用しやすい環境を整えるとともに、安全な運行に必要な車両等の修繕や設備導入などを支援しています。
また、「阿武隈急行線」に関係する各種イベントの開催や情報誌の発行などにより利用促進を図り
成果をあげてきましたが、それでも歯止めはかからないようです。
阿武隈急行の時刻表を見ると丸森駅と富野駅の間が朝と夕を除いて、1時間や2時間おきでスカスカで、
乗客も少なくてガラガラです。
雑誌やテレビを見ると同じようなローカル線が逆境を逆手にとった取り組みをして乗客獲得の様子が紹介されています。
時間に余裕があり乗客が少ないので、ゆっくり乗ったり、大きな荷物を載せたりできます。
ゆっくり走ったり、止まったり、イベントをしたりすることができます。
あぶくま駅の乗降客は中学生がスクールバスで通学するようになったことや、
あぶくま駅からの舟下り便がなくなったことにより急激に減少しました。
阿武隈急行の中でも一番採算の取れない区間になっているかもしれません。
それでも、阿武隈川が流れていたり、舟下りの船とコラボしたり、大きな鉄橋があり、
たくさんのトンネルがあり、伝承館があり、
また、あぶくま駅の川向うには有名な直売所や交流センターがあります。
阿武隈急行会社で車両を購入するなど新しい環境が生まれてきました。
町長や町職員の経験を生かした、電車の利用客や町の新しい交流人口の拡大になる施策、
町長の次の一手が必要と思いますので考えを伺います。