丸森町心身障害児者親の会研修会「グループホーム」についてはらから福祉会理事長「武田元」さんの話最終です。
一番は、グループホームの利用者が本当にいるかが問題。
はらからのグループホームは蔵王に5~6人の施設が5。村田1。柴田3。七ヶ浜1。合計10っ個所ありますが、
グループホームの条件は、働く・暮らす・入居者がいる。
丸森・亘理・登米に事業所があってもグループホームがない。
終了後に質問の時間がありました。
Q 65歳の、後期高齢者に近い人はどうすればよいのか。
A 介護保険の方に変わる。
Q 集団生活で人間関係がうまくできない
A 慣れていくしかない。役割などが出てくるので、自信がつくこともある。心配ない、やれることしかできない。
A 若いうちから積み上げていく。関係者が手を尽くす。知恵を出す。過保護は悪いことではない。
守られているということ。利点もある。七ヶ浜は、定員15名だが、11名でスタート、今12名。
Q 空きはあるのか。
A 仙南はない。仙南の方が、七ヶ浜は難しい。
Q 家賃はいくらか。
A 七ヶ浜は補助金1万円引いて、3万5000円
Q グループホーム建設の時に当事者の出資はあったか。
A 無いです。はらから会会員800人が、毎月1000円会費を出してはらから福祉会を支援している。1つの施設で15000万円かかる。2000万円の資金が必要だが、銀行の融資も受けられる。
Q 自炊できなくても大丈夫か。
A グループホームは、重・軽関係ない。七ヶ浜では女性5人、男性7人が女性棟、男性棟で生活している。
夜10時から朝5時までの夜勤職員もいる。朝5時に出勤して食事を作る職員1人。
朝6時に出勤して配膳や食事を手伝う職員1人。6時になると、みんなが、もそもそ起きてくる。
食事はみんなで男性棟でとる。食事と、お風呂等の介助は心配ない。
Q 日曜日の生活はどうしてる。
A だいたい、土曜の夕に実家に帰り、月曜の夜に帰ってくる。帰らない人は世話人がいて、
一緒に食事を作ったり、散歩したりしている。
世話人はハローワークで募集しているが
朝の世話人、夕の世話人、夜泊まりの世話人がいる。
84歳で、2時間、風呂・トイレ・施設内を掃除している人もいる。
当初、世話人の確保が十分でなかった時期は、親の方が協力してくれた。
Q 世話人の報酬は
A 5時間で時給約800円。
Q 体調を崩した時はどうしますか。
A 看護師常駐はしていないので、家族に協力を貰ったりする。
救急車を呼んだり、病院に連れて行ったりは世話人がする。
A みんなで知恵を出し合って、やれる方向でやっていく。
Q グループホームの条件が厳しくなっているが新築か。
A 改修は各部屋の大きさが違い問題点が多い。間取りでも条件をおなじにしたい。
A グループホーム用に、新築で建築するのがこれからの方針。
最後に
製品を利用してほしい。外の人にも言ってほしい。
制度が大きく変わる。
運営財源の補助は利用者の報酬がはいる。何人通ってきたかが単価になるが
今までは一律だったが、これからは、工賃の額によって決まる。
はらからは高いが7事業所中
①工賃45000円以上→5600円の支援費。…4か所
②30000円~45000→ ・・・2かしょ
③30000以下→ …1っ個所
△1000万円になる。
工賃上げれば高くなるが、大変。
今日も移動販売車がきているので、製品何でもいいので利用してください。
カレーパンとあんぱん。を買ってきました。
終わりです。
今回の研修に参加して勉強になったのは
昔も今も、障害者の一番の悩みは就職先が少ないことです。
せっかく養護学校で勉強や職業体験をしても、簡単には就職できない現実があります。
商品の製造、開発、販売努力は永遠に続く大変さがあります。
丸森町大内の菓子製造をしている「みずきの里」では開所してから
毎月第4土曜日に1000円で食べ放題の「スイーツバイキング」を営業しています。
お客さんも広がりを見せているそうです。お持ち帰りの1000円セットは
箱の中にたくさんのケーキが入っているので人気があります。
旧大内中学校に一度行ってみてください。
作業者の方の働きぶりが、見られたり
校庭には牛タンなどの移動販売車があったり楽しいです。
売店では、いろんな施設の製品が販売されていますよ。