政府が、財界が、
介護コスト削減のために、介護事業仕分けを進めていく
公益社団法人長寿社会文化協会理事長であり、
立教大学コミュニティ福祉学部講師(前教授)であり
かつ、NPO渋谷介護サポートセンター事務局長、といういくつもの顔を持った先生です。
2時間の講演だったのですが、怒涛の賞味6時間分くらいの講義でした。
2000年にスタートした介護保険は、今や認定者は、2.3倍となり、受給者は3倍となっています。
居宅での利用者は全体の72%。
その72%のうち、さらに軽度(要支援、介護1.2)の利用者は71%、
中度(介護度3)は14%、つまり、利用者のほとんどは要介護度が軽度の人ということになります。
そのうち後期高齢者(75歳以上)は85%、
介護保険は赤字だ、赤字だと喧伝されていますが、
12年間の介護保険事業の収支は、じつは黒字です。
平成23年度の収支も出ているはずですが、未だ公表されていません。
公表すると、黒字がバレるからでしょうか。
「地域包括ケア」という、決して利用者のためにならないサービスのからくりの説明もありました。
イケイケどんどんの「サービス付き高齢者住宅」は、住宅に介護サービスを併設し、サービスを効率化し、
一見よく見えるけれど、サービス単価をさげることを狙っています。
特養などで、施設建設や設備を備えるには公費がそれぞれ3/4出さねばなりませんが、住宅ならば、利用者が家賃・管理費を払うだけなので、公費はかける必要がありません。
(つまり、介護保険会計が助かる)
また一箇所で複数のサービスを併設することで、ヘルパーは、移動時間もなくなり、介護法報酬は月の定額払いにしやすくなり、給付管理が簡単になります。
(つまり、対応時間が短縮されたのだから、ということで、介護報酬を下げる口実になります)
サービスの工夫やアレンジをすることが少なくなるので、ケアマネージャーがいらなくなります。
(ケアマネージャーの単価が下がる。あるいは不要になる)
厚労省は、今後10年間で60万戸のサービス付き高齢者住宅を造る目標を立てています。
(今は1戸100万円の補助金がつく)
でも、サービス付き住宅が行き渡れば、いずれ単価が下がり、
また、利用者や高齢者住宅を建てた人は、痛い目を見ることになります。
・・・あれこれ、書き尽くせないほどの講義!
入院患者の70%は高齢者、しかも長生きする女性がほとんどです。
(その女性たちは、ひとにぎりの厚生年金受給者でなく、国民年金や遺族年金受給者がほとんど)。
介護の問題は、女性の問題だといわれる所以です。
在宅介護の充実こそが、今後の最優先課題だと、服部先生は云われます。
その処方箋も、最後に述べてくださいました。
渋谷区では、区長が変わり、独自の取り組みがなされ始めています。
服部先生が示してくださった3つのポイントです。
まず第一に利用者が声を上げること。その上で、
1、現場を見て、現場にあった独自サービスを開発・提供する。
2、配食サービスだけでなく、そこにいけば安く食べられる場所をつくる。
(出かける&会話しながらともに食事をする楽しみを共有する)
3、見回りサポーターの仕組みを地域でつくる。
(在宅の状況を把握する)
その他、検討中の施策も。
疾風怒涛の服部先生のお話に圧倒されました。
開会のあいさつ 佐々木守議員
議長のあいさつ 加藤克明議長
宮城県介護研修センター所長あいさつ 石澤茂善所長
服部万里子さん ―立教大学前教授ー
閉会のあいさつ 佐々木裕子議員
到着しました。丸森から1時間。宮城大学食産学部のある羽黒台です。前宮城県農業短期大学があったところです。
7月7日は
干シイタケの日だそうです
何故、と思いませんか
七夕の星と干しの関係で
大分の方は
・・作ってハワイに行こうとか
発想が大胆です
同じ品種でも大きさや、傘の開き具合で
どんこ、こうこ、こうしんと名前が変わります。
皆さんの知っている名前もありますね
生産者が自慢するのは
傘がハート型になったシイタケが一番おいしいそうです。
メンバーは
の、堀桃さんの薬膳料理教室の仲間です
今回の料理は干しシイタケと言えば煮ものですが
ヨーロピアンにしてみました
右から、どんこ、こうこ、こうしん、です
大分乾燥シイタケ
食の伝道師
堀桃さんです。
おまけに星型のキュウリ
干しシイタケを戻す時、水に入れて冷蔵庫で10時間が一番。ぬるま湯で10分の1、熱湯で00分の1
に栄養が失われるそうです。