今回は、第1回勉強会以来仙南地域以外から話題提供者をお招きしました。宮城県庁職員(現女川町へ派遣:女川町公民連携室長)の山田康人さんでした。
テーマは「公私融合で地域を楽しむ」___「公私混同」ではなく、「公私融合」。
●「公私融合」なスタンスとは?
仕事や立場、所属、肩書を越えて、地域を軸に「人」対「人」でつながること。
また、地域で住み・働き・関わる一個人としての動機・問題意識・やりたいことから発想して、それに一番適した立場や肩書で関わる。(むしろ、なければ新たにつくる)
とにかく、制約を設けず、自分の可能性を最大化すること。
「私」を先行させるほうがオススメだそうです。
●地域を「楽しむ」とは?
・地域が楽しいかどうかは、その人の問題(主体的な行為であり、姿勢である。
・楽しんでない人に、人は寄っていかない。(眉間にしわを寄せて、まちづくりと叫んでも...?)
・楽しみを自ら創り出すのが究極の楽しさ(積み重ねるとやれること・可能性が広がっていく)
とにかく、自分が楽しみながら、地域を楽しくすることだという山田さんなりの考え方や行動のスタンスを、
①気楽会(気仙沼)について
②みやぎ「食・人」交流サロン(NPOファイブブリッジ)について
③被災地応援ファンドについて
これまでの地域での実践事例を紹介しながら、わかりやすく話してくださいました。
特に発会から10年目を迎えたという気仙沼の気楽会では、10年やってみて次のように実感しているそうです。
『同じ地域をフィールドに個人軸と仕事軸を掛け合わせながら、小さい活動を積み重ねていくと、多様・多層なネットワークができて、「計画的偶発性」の相まって、自分が思いもよらない展開が起きます』
山田さんのこれまでの実績については、ぜひ、下記のサイトをご覧になってください。
●「気楽会の気仙沼日記」気楽会についてはこちらをどうぞ!
http://kirakukai.blog.shinobi.jp/
●みやぎ「食・人」交流サロン(NPOファイブブリッジ)については、こちらをどうぞ!
http://www.five-bridge.jp/
●被災地応援ファンド(セキュリテ被災地応援ファンド)については、こちらをどうぞ!
https://www.1101.com/tohoku_shigoto/takada/fund.html
とにかく、凄い人だなという印象ですが、それを自然体で楽しみながらやっているというところにまた感服いたしました。
山田さんは、『一生付き合う自分の地域を一生楽しみ尽くしましょう!』という言葉で勉強会を締めくくってくれました。
そんな中で、私なりに一番共感したというか、真似したいなと思ったのは、「自分のメディアをつくって発信すること」というフレーズでした。
山田さんの場合は、ブログ「宮城を一生楽しむ!日記」
http://yamada.da-te.jp/
だそうです。
これは毎日更新することがポイント!で、実際毎日更新されています。これまた凄い!
「自分のメディアをつくって発信すること」の効用は、自分の中にアンテナが立って、より多くの情報をキャッチできるようになるとのこと。
また、積極的にネタや材料を探しに行ったり、話を深掘りするようになるなど、自分の行動を後押ししてくれること。
→常に自分から発信しようという意識でいると、同じものを見ても何かと質問したくなる。
ブログを続けることで、目に見える行動のデータベースになる。
→自分にタグをつける。行動という信頼が生まれる。実績として信頼されるツールになり得る。
ということで、強烈な刺激を受けつつ、私も毎日継続することを見つけようと思った次第であります。
SNJな皆さまも感想等ありましたら、どんどん投稿してくださいね!!
さて、次回12月は忘年会を行います。でも、単なる飲み会のみにはいたしませんよ。
日程は、12月2日(金)の夜、場所は岩沼市の予定です。
幹事は、第1回目以来久々に角田市役所チームが担います。
SNJも(仮称)仙南地域づくり勉強会としてスタートしてから10月で2周年を迎えました。
気楽会の10年を見習いつつ、気楽に続けていきましょう(笑)
今後ともよろしくお願いいたします。