五億？

５億？

ＴＶで“石川遼　某社と５億で契約“と報道されていた。

五億か～ァ・・・。

我輩が○○組（暴力団ではない！）に入社したのは今から半世紀以上も前だ。

あれは何時（イツ）の頃か忘れたが、我輩が管理職の端くれに加わった頃の話だから入社拾数年は経っていたと思う。

ある日の本社での管理職会議で社長が

「新入社員が入社して定年退職するまでに会社は一億の支出を要する・・・・」と言う話があった。

会社のどのような内容の話から来たのか？

社員の効果的な早期育成を求める話しからか？忘れたが？

一瞬　一億と？と驚いた気がした。

しかも、その内に“退職金”も含まれている。

当時の我輩の年収は？００万くらいだったと記憶する。
　
会社の規模からして安すぎる気もしたし？と同時に、そんなに（凄い金額）？と言う疑問も生じたものだ？

何せ一億と言う数字がピンと来ないのだ。

Ｓ３？年の入社時の月給は９０００円だった。
　
入社から定年まで約３５年だ。３５年間も働いて一億の支出か？

その時の我輩は既に定年まであと２０年ちょっとである。（当時は定年が５５歳）

ざっと計算して残りの２０年で総計が一億に達する？会議中の一瞬の思いであった。

現代の時代の激しい推移に驚く。

ワーキング・プアーなる言葉も度々目にする。

一方では想像も出来ない金額が飛び交う。

何故か？我輩の歩いて来た時代の足跡が懐かしい。

病気になっても２年の休暇があった。

それも中間で数日　出社すれば、その日からまた、２年の病気休暇の始まりとなったのだ。

それで１０年近く粘り無事定年を迎えた兵（ツワモノ）も居た。

今　思うと、なんだか、夢のような時代だったな～ァ

カミさんが「あんたって運の強い人だね～」と宣（ノタマウ）！

運ばかりではない！！！！これは声にならぬ　”くそ爺”の声である。

果たして会社が我輩に支払った総計は一億だったのかな～？

例え一億あっても若き王子の五分の一だ。

才能！努力！チャンス！　どれか一つでも我輩にあれば・・・・。

手元に有るのは”年金”だけだが・・・・。