50万円が9万円に?
TVで年金問題を放映していた。
ある方の事例が取り上げられていた。
その方の家に社会保険庁の方が訪問して、なにやら確認された様子でした。
社会保険庁の方が示された内容にその方は驚いて、当時のご自分の給料明細を示された。
そこにはなんと月給は50万円支給されていたのが、社会保険庁の資料には月給は9万円となっている。しかもかなり長い期間である。
カミさんに
「おい なんで50万円の月給が9万円になるのだ?」
「9万円は年金の最低額だよ」
*現状は9万8千円
「最低額?」
「そう 年金を受けるために社会保険庁に支払う最低の金額(月給)だよ」
「多分 その会社は年金の支払いを溜めていたのだろうね?」
「社会保険庁は滞っている年金の取立てに忙しかったのだと思うよ?」
「だから?」
「そう だから 経営者は年金の支払い額を少なくするために月給額を最小限の金額にして納付額を少なくして納めたのでは?」と、あくまで推定でカミさんは言った。
「そんな~バカな~」我輩は絶句した。
「勤めていた会社からの月給からは50万円に相当する保険料を差し引かれていたのだろう?」
「多分 そうだと思うがね?」
「でも会社が社会保険庁に支払った支払うべき金額は9万円に相当する分だけだったのでは?」
「どうして?」
「そうすればなんとか年金の継続は出来るからね・・・・」
その方は自分の給料明細を示しながら、尋ねてこられた社会保険庁の方に
「ご覧の通り私の当時の月給は50万円です。早速訂正をお願いします」とその訂正をお願いしておられた。ところがだ・・・。
「それはできません。第三者委員会に訂正を申請してください」
なんとも、いやはやTVを見ている我輩も驚いた。
この社会保険庁の方は何をしに来られたのだろう?
カミさんは
「よく事情は分からないが当時の会社の経理の担当者に合って事情をはっきりさせるのも一つの方法かな?」
* 給料から月給の50万円に相当する保険料が差し引かれていることが証明されれば本人に責任はないから、ことによると訂正されるかも?と言う。
「めんどうだな~」
「第一 その経理の担当者は素人では中々見つからないと思うよ」と勝手な想像を我輩は巡らした。
「でも 本来の50万円に訂正することは かなり難しいのでは?」ともカミさんは続けて言う。
「どうして?」
「それは50万円に該当する支払うべき年金額を社会保険庁に会社は支払っていないからだよ」
「支払ってあるのが9万円に相当する分だけだからね」
「然し実際は50万円に該当する年金を差し引かれているのだよ」
これでは堂々巡りだ。年金問題は難しい。
何故このような我輩に言わせれば理不尽な事態が発生したのか?理解に苦しむ。
「おい どうしてこんなことになるのだろうね?」
「それは、シッカリした会社では有り得ないことだよ」
と我輩はカミさんからいとも簡潔に御託宣を受けた。
我輩が勤めていた会社はカミさんが言うシッカリしていた会社のようだ。
シッカリしていなかった我輩は今の生活が成り立っている基盤は勤めていた会社がシッカリしていた会社にあると心から感謝している次第である。
つまるところ勤める会社はシッカリした会社であることが必要のようだ。
さらに言うならば我輩のようなダラシナイ男にはシッカリしたカミさんが必要だということらしい?
ふと
「割れ鍋に綴じ蓋か?」と呟いたら、そばのカミさんがこちらを見て
「なに!」と言う。
ありゃ・リャ!???
年金の問題、給付金の問題、雇用問題、医療問題、
後期高齢者の問題、どれも言葉のキャッチボールで
何も解決されない。あきれるばかりでした。
こういう話を聞くと、自己管理も大事だと思います。
とはいえ、国に納めた年金額だけで手一杯。
自己管理なんてむりだなぁ。。
予測不可能ですから・・・。
私の今は体重を落とすことが指し向きの目標です。
今はなんとか食べられる幸せを噛み締めています。
私は入社以来の給料明細は何故か?全て保存していました。
余計なことと思いますが機会がありましたら、一度 社会保険庁に行き退職後の年金額を調べられるのもいいと思います?
とは言いましても私は一度も社会保険庁には行ったことがありません。
ここらが私のいい加減なところでして失礼しました。