茶碗の底の一口の飯（メシ）？

我輩の日頃の朝ごはんは「飯と味噌汁に干魚」が主であり、毎日　飽きもせずに食べている。

飯は茶碗に一杯が普通である。

毎朝　出されたお膳を見て今朝は、魚が大きな？とか、おかずが、コレだけで足りるかな？など出されて並べられた物を下見して、箸をとる。

時に食べる計算を誤り茶碗の底に、まだ一口分の飯が残っているのにおかずが無くなることがある。

「おい、“昆布の佃煮”か“振り掛け”はないのか？」

「もう、茶碗には何もないのではないの？」

「ほら！コレだけ残っているよ」と見せる。

「止めな！みっともない」

「それくらい、一口ではないの？食べられないの？」

「食べられないから言ってるのだ！」

「朝から怒らすな！」

「今、昆布の佃煮を出すから・・・」と言うわけで、改めて次のおかずが出される。

最後に残った一口のご飯に昆布の佃煮をホークで取り載せる。

それを口に入れて朝食のオワリとなる。

ここの最後の一口のご飯がなんとも美味しいのだ。

カミさんは、まだユックリと食べている。

胃がない分　早くは食べられないのだ。

我輩の食事が終わっても、まだ暫くはカミさんの食事は続く。

食後は新聞を改めて見る。

今は５時前だ。外は夜明け前で未だ薄暗い。

たまには「新聞」を取りに行くか？と玄関を出てポストに行ったが何も入ってない。

あれッ？　まさか休刊日？

外に出たついでに寒暖計を見た。１９度だ。

空は曇って今にも雨模様だ。風もない。

不思議と肌寒さを感じない？

部屋に戻りテーブルの上に未だある昨日の新聞を改める。

「明日の朝刊休みます」と言う大きな囲み記事が出ていた。

コレを見落とすのは我輩の歳の所為ではないなあ～！

我輩は小さい頃から「注意力散漫」が通信簿に常駐していた。

関心を呼ばないことには全く無頓着だったのだ。

改めて昨日の新聞を見る。

カミさんは昔から寝坊だ！前日に

「明日は早いぞ」と一声かけておくと確実に早く起きるが、何も言わないと、こちらが、ことによると・・・・と邪推してカミさんの部屋を覗くことになる。

それほど朝寝坊だ。

原因は寝つきが悪いのかな？と思うが、カミさんは「バターン・キュウ～」のほうだ。

「寝るよ！」と言って居間を出て自分の部屋に行って、ふと我輩が明日の用事を思い出し、そうだ

「明日早いことをいっとかなければ・・」と思いカミさんの部屋に行くと、もう熟睡している。

起こすと大変な目に合う。

このような時には長い間の習性で諦めることにしている。

神業に近い寝つきだ。

我輩の寝つきの悪いのも茶碗の底に、たまたま残った一口の飯の処置にも煩い気質も影響しているのかな？

近頃はベンザリンのお世話になっている。　

カミさんが起きるのはもう少し後だ。

今朝の食事のお汁にはあるものが入っている。楽しみだ！