還り見れば酔生夢死か?

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余禄  明の洪武帝は「殊」という文字を詩に用いた文人を死罪とした…

2016-01-20 06:10:20 | ネタ

余録

明の洪武帝は「殊」という文字を詩に用いた文人を死罪とした…

 明(みん)の洪武帝(こうぶてい)は「殊」という文字を詩に用いた文人を死罪とした。帝の名は朱元(しゅげん)璋(しょう)、「歹(がつ)」は肉をそがれた骨で悪いという意味がある。つまり皇帝を「悪い朱」とそしったと断罪されたのである

▲この時は「天に道あり」と書いた学者も、「道」と「盗」が同音のため皇帝が盗賊出身なのをあてこすったとして殺された。いわゆる「文字の獄」の一つだ。香港では知識人やジャーナリズムが中国政府の言論抑圧をしばしば歴史上の「文字の獄」になぞらえてきた

▲その香港で中国に批判的な書籍を取り扱ってきた書店関係者5人が失踪(しっそう)した事件で、書店の筆頭株主が中国当局の拘束下にあることが明らかになった。過去の交通事故をめぐり本人が出頭したというのだが、何とも不可解である。また残り4人は依然消息不明という

▲先日の台湾総統選ではこの失踪報道も中国への不信を増幅し、野党・民進党の蔡英文(さいえいぶん)主席大勝の追い風になったのかもしれない。もちろん主たる勝因は、国民党政権の対中傾斜で逆に台湾人意識を高めた市民の支持と、中台関係の現状維持を掲げた現実的政策だった

▲振り返れば、過去の国民党独裁下で雑誌「美麗島(びれいとう)」を刊行して弾圧を受けた人々から始まった台湾民主化だった。それが今や総統直接選挙開始後3度目の政権交代、初の女性総統誕生である。言論の力を信じる民主主義の成熟も台湾人意識の欠かせない一部となった

▲中台関係の安定には国際政治の現実を踏まえた台湾の賢慮と、台湾の民意への中国の敬意が欠かせまい。ついでながら現代の「文字の獄」はどの国であれ、世界中の心ある人々の指弾を浴びるだけだ。

ソース :http://mainichi.jp/articles/20160119/ddm/001/070/146000c

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  つぶやき

 中国の台湾に対する現状維持が保たれるか否かどうか?を私は非常に疑問に感じている。 中国の覇権主義?はとどまるところを知らない。

「台湾は中国領土である」という意識が強い。おりしも香港での禁書店の店主の行方不明である。香港が英国から中国に返還されたときに香港の自治は50年はそのままとするという中国との約束は現中国共産党政府に10数年で破られている。今後の台湾に対する中国の出方が心配である。

沖縄とて同様であると思っている。沖縄にも もっと中国に対する危機感を持って欲しいものだ。


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