余録:「神様が６日間で世界をつくることができたのは、…

毎日新聞　2014年05月29日　02時20分

　「神様が６日間で世界をつくることができたのは、いつになったら仕上がるのか聞く人が周りにいなかったおかげだ」。

アンジェロ・イシさんの「ブラジルを知るための５６章・第２版」（明石書店）が紹介しているある無名のブラジル人の名言だ

▲さてサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）開幕が２週間後に迫ったブラジルである。

工事の遅れが心配されていた１２のスタジアムは大部分が完成したと伝えられるものの、付帯施設や周辺道路、空港などの整備が開幕に間に合いそうもないところが続出しているという

▲日本代表のキャンプ地となるサンパウロ州イトゥの宿舎も外壁すらできていない部分があり、周囲はぬかるみ状態という報道が先日あった。

だがこうした工事遅れにもまして世界の耳目を引きつけているのが、Ｗ杯の開催に反対する反政府デモが頻発していることだ

▲先日はブラジル代表チームのバスがデモ隊に取り囲まれ、ネイマール選手らが立ち往生する一幕もあった。

デモ隊はＷ杯への巨額支出に抗議し、賃上げを要求する教師たちによるものだった。同様の賃上げ要求による警官のストも相次ぎ、治安悪化への不安も高まる

▲「民主主義とは、国民が権力を握っていると錯覚する制度である」も先の本にあるブラジル人の名言だ。

国民を結束させるはずのＷ杯が逆に貧富の格差を浮き彫りにし、人々を「錯覚」から覚醒させたのならば皮肉である。サッカーの興奮は腹を満たしてはくれない

▲日本のサポーターも治安は気がかりだろう。スポーツが決して政治と無縁ではありえぬ現実とも向き合わねばならないサッカー王国のＷ杯である。

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つぶやき

「サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）開幕」　　６月１２日に開幕されるが現地の状況は厳しいものがありそうである。

何事もなく世界に感激のシーンを見せて無事閉会を迎えたいものだ。　

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私の膝の痛み・・・。

　膝の痛みはどうも天候の影響を強く受けるようだ、かなり暖かくなってきたが天候が崩れると痛みが走る。昨日　膝に注射を打って頂いたが今朝はなぜか？少し痛みがある。

膝の周りの筋肉の強化が問題だ。プールから上がった時は痛みはかなり収まっているので筋肉強化は効果があるように思える。きょうも頑張ってみよう・・・。

拉致問題について一言　　「期限を切らない約束は無いに等しい」　　　

　「再調査」は何度目か？　いつも一方的に「止める」と通告されている現実がある。「調査」「調査」は役人の好きな言葉である。どこの国も同じようだ。

還り見れば酔生夢死か？