還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

江戸の仇を長崎で・・・

2008-11-29 22:25:07 | カミさん

江戸の仇を長崎で・・・

カミさんがショゲタ?

お昼の食事が済み、TVのサスペンスを見ていたカミさんが、何を見たのか?

急いでテーブルを立った。

何事かと驚いたが2~3分後に広告のチラシと共に郵便物を手にして居間に入ってきた。

「だめだったようだよ」

「何が?」

「裁判員候補者通知が来なかった・・・」

「やりたいのに・・・」 随分と期待していたようである。

ホントに残念そうである。

今朝の新聞によると無作為に選ばれた該当者にはきょう、その通知が到着すると書いてあったのだ。

それでTVを見ても何時もの真剣さがなかったのだな?

TVを見ながら時々窓からソトを見ていたのだな?と納得した。

郵便配達員の赤いバイクが家の前の道路を通り過ぎた舜間だったな?

カミさんが立ち上がったのは・・。

再びTVを見ながら・・・

「追加はないのかね~」ブツブツとまだ未練垂らしいことを言っている。

まるで心ここにあらずの様子だ・・・・。

「たとえ来ても無理だよ、歳寄りは面接で撥ねられるよ」

「そんなことはないよ。たとえ撥ねられても面接の時に言いたいことが言えるよ」

「何をいいたいのだ?」

「勿論 今の裁判での判決に私が理解できないものが多すぎる!」

なんだかすでに裁判員になった心算のようである。

「それに判決までの時間が掛かり過ぎる!」イロイロと我輩に不平をぶちかける。

「しかたないだろう?そういう制度なのだから・・・」

「それを直すのが裁判員制度でしょう?」

はてな?と思ったが、それも含まれてのことか?

カミさんと言い合うのはどうも分が悪い・・・。

「まァ 年寄りは静かにしていればいいよ・・・」

「ホントになんでも(あんたは)ヤル気がないのだから・・・」

大いなる不満を我輩にぶちまける。

“ションガ・アンメ~よ“ 我輩は心の中で呟いていた。

妻?の心 爺 知らずか?

その所為か?バンメシが自棄に簡単だった。

テーブルに出されたオカズを見ても飲む気は起こらなかった。 

久し振りでしたね 焼酎もビールも口にしなかったのは・・・。

飲みたいのはカミさんだったのかも?

カミさんも若い頃は我輩より強かった。今は何故か一滴も飲まない。

カミさんはついでに言った。

「北海道の冬のビールは美味しかった!」

「此処の牛乳はまずい!」

まるで我輩にあてこすりの憤懣やる方ない“八つ当たりだ”

お騒がせなことである。

最後に「給付金は頂くよ!」とノタモウた。

これで少しは気持ちも落ち着いたらしい?

”お断り”するような高額所得者でもないのになァ~~~

富士の裾野の果ての住民は気楽なことだ・・・。

江戸の仇を長崎でとるようだ?





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6 コメント

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Unknown (薬作り職人)
2008-11-30 09:55:46
うちの嫁さんは「裁判員になるのはぜったいやだ」といってます。
人の人生を決めてしまうのはやだ、というのが理由のようです。専業主婦だと辞退もできないし、、まぁ、昨日は何も来なかったので、今回はセーフだったようですが。
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薬作り職人さん へ (osamu)
2008-11-30 16:15:39
世の中、思うようになりませんねえ~

案外それで世の中上手く巡っているのかも?
我家では少々ヒマ過ぎるのでしょうか?

町内の一箇所に井戸を掘ればお年寄りは多いのでいいと思います。
そこに四阿(アズマヤ)のようなものを建てれば・・・。
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裁判員制度 (ベン)
2008-11-30 23:06:48
お早うございます。今度日本でもアメリカ同様の裁判員候補を募集する制度に踏み込みましたが、未だこの制度に慣れていない日本の皆さんにはどれだけの反響が有るか注目をしていますが、全くの未経験な制度なので大きい問題に直面する事になると思います。私個人的には賛成出来ません。尤もその個人差の生活上の問題、職業的な面で大きく左右され勿論興味を持たれる方も居られますが、責任重大な職柄の人、個人経営されている方達に取っては大変迷惑な制度で、貴重な時間が余儀なく費やされてしまうからです。取り扱われる犯罪ケースに依っては長期に亙って職場から離されることもしばしばで、個人負担が如何に大きいかと云う事に気付かれていません。私の場合は毎回仕事の関係で免除されてきましたが、それでも面接に出頭するだけでも一日が無駄に終ってしまいます。無職で暇の有る方に取っては寧ろ喜ばれています。指定された日当は支払われますがほんの僅かです。兎に角無駄に待たされる時間にいらいらします。特に法律に無知な者にとって果たして何処まで正しい適切な意見を発言出来るかを考えた時、此れは責任重大な任務となるので誰でも候補として選ぶ訳には参りません。候補には夫々異なった職責の人が選ばれると思いますが、適任者を選ぶ事も大変なプロセスとなる筈です。法律専門用語にも不慣れな者には大変な責任を感じます。
人の生命を決める重要な任務ですから法律を専門に教育を受けた人達の間でその任務を全うされる事が最適な制度だと信じています。先ず適任者を選ぶ事が最大の課題だと思いますが、何しろ誰でも自分の生活が掛っていますから職場から分離される事が尤も負担となります。難しい問題だと思います。
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べんさんへ (osamu)
2008-12-01 06:19:25
裁判員制度は、これから日本に取り入れられる裁判制度ですが、イロイロと大きな問題が解決されていません。
それに米国と違って「量刑」まで決めるようです。
ただ単に「有罪」「無罪」の決定だけでないのです。
ここらは何か疑問です。量刑を決めるのは私は反対ですが・・・。何故このような量刑まで素人に決めさせるのか?そこらが大きな疑問で何か恣意的なものを感じています。
然し、「7割(?)求刑、8割(?)判決」がまかり通っている現状は変です。これでは検事も判事も要らないようです。

この裁判員制度を決める前に現状の裁判そのもののあり方が問題のように思います。

然し、既に法律で決められたことです。これから試行錯誤して進められることでしょう。

裁判員になられた方の精神的、肉体的、また経済的負担は想像外に大きな負担になることでしょう?

暫くは様子をみるしかないようです。

何時も真摯な意見を有難うございます。

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裁判員 (沼じじ)
2008-12-01 10:40:29
私が裁判員になったら裁かれる人はあまりにも可哀そうだと思います。法律学んでいない無知な者がその場に臨んだら、人の意見に流され、情にほだされさばきにはならないでしょう。短期間の知識で人を裁くことなどあってならないと思います。
今のままの裁判制度には反対です。
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沼じじさんへ (osamu)
2008-12-01 11:38:13
検事は弁護士の言い分を3割立てて、その罪の最高刑の7割を求刑し、判事は検事の顔を2割立てて求刑の8割を判決するのが普通と言います。(俗説?)

俗に「ナナ掛け求刑、ハチ掛け判決」と言うとか?

それにしては現在の裁判は判決決定まで時間がかかり過ぎます。

光市親子殺人事件でのことですがTVのコメンテーターの方が
「赤ちゃんは”レイテン、ゴニン”ですから・・・」と解説された時は驚きました。

法律では人は常に一人でなく、その時の状態で半人となる非情さがあるのですね~。

法の冷酷さを感じました。そして常に法は法を犯した側に有利に働いているように感じています。

被害者はマスコミで、その生活が丸裸にされて加害者(未成年者の場合)は法の保護の元で全く何も知らされません。マダマダありますが尽きませんのでこれで失礼します。

PS:有罪、無罪の決定のみでも大変だと思います。まして量刑となると想像外です。

非情に難しい問題にコメント有難うございました。
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