家は予定より早く出た。電車が混まないうちにと考えたのだ。
降りる駅が金沢八景なので乗車駅から二つ目の駅で普通各駅停車の鈍行に乗り換える。
鏡の写真の原型です。(エレメントで修正前)
鈍行は大体は土日は空いている。
八景で降りてモノレールに向かう道を歩いていると前方にスラリとしたバック・シャンの方が見え、無意識のうちにその後を歩く。と!・・・
なんと国道16号線に出た!アリャ!一体何処で間違えた?
国道を慌てて引き返す。
60M~70M下ったところにモノレールの陸橋が見えた。
ほッとした。
道に迷ったのか?と瞬間 思ったほどだ。
なんと間抜けなスケベー爺だ!
陸橋の階段をヒヨッコリ・ヒヨッコリと膝の痛む足を引きずり片足づつ登る。
きつい!やっとのことでモノレールに乗車。勿論空いて座れる。
モノレールの八景駅から見下ろす。八景の神社(名前忘れた)
琵琶島神社(びわじまじんじゃ)です BUBEさんに教えて頂きました
このモノレールには運転手なる方が見えない。無人電車である。
それを気にしても仕方ないので早速 文庫本を出して読み出す。
暫くしてモノレールが止まったところでふとホームを見ると市大病院前だ。
あれッ 乗り越した?畏(オソ)る畏(オソ)る?立ち上がりドアーの上の電車の経路図を見ると目的の駅は後2つ目だ。
モノレールの窓から体育館を見た.奥に見える頭に茶色の帯がある建物
なんとか、交流大会会場に着く。受付には知った方ばかりだ。
「あら 奥様は?」4~5人の方々から一斉に聞かれる。
「ああ アイツは来ませんよ」
「どうして?旦那さんが来ているのに・・?」
「これなんだ・・・」と手話で手の甲をつけて離す。
そして両手の指をチャン・チャン・バラ・バラとした。
直ぐに分かったらしく「ほッほッほ・・・」と言葉にならぬ声で笑われる。
まァ~しゃ~ないか?入ると既に練功18の前段を会場ではやっていた。
我輩は廊下で着替えをする。男子更衣室は臨時に女性更衣室になっていたのだ。
着替えても会場には入らず、廊下の椅子に腰掛け本の続きを読み始める。
「○○さ~ん」と不意にそばから呼ばれた。
見ると其処には我輩もよく知ったS先生が、なにか女性に廊下でしきりに太極拳のトウロを教えている。
S先生は今日の大会のいろんな役を承っていてお忙しい!
我輩に「○○式です。トウロを教えてあげて貰えませんか?」と言うことだった。
そして、我輩に、その方を紹介すると早々に立ち去られたのだ。
「私は耳が聞こえません。よろしいですか?」
「いですよ」と言うことで
「では一緒にやりましょう?」と並んで始めた。
「済みません。ここが分からないのよ~」さっそくお出でになすった。
見るとシェーフイシーの形らしい?これからゾウデイ・チェイに入る。
我輩がやってみせる。相手の方も真似をされる。
ところがだ!相手の方の形がイマイチだ!と言って今更この場になり細かいことを言っても仕方ない。
「この先は・・・?」突然問いかけられた。
「この先・・・?」反問しながら?瞬間?分からなくなった。
その方は小さなカンニング・ペーパーらしき紙を見ていた。
覗くと其処にはぎっしりとトウロが書きこまれている。
我輩もそれを見て、「此処まででしたね!」と、最もらしく尋ねる。
「そうですね~」そのようにして、まずは一回目の全トウロは終わった。
「もう一度やってみましょう?」
「お願いします」と今、また始める。前回と同じところで蹴躓く!
「最初からやります。私が式の名前を言いますから付いてきて下さい」
そこで我輩が「チーシー」と小声で開始を指示、
「ランチュウ・ウエイ」「ダンビエン」「テイショウシャンシー」「パイホーリャンツー」と次の式を言いながら続けるとチャント付いてきて頂ける。
あれ?この方随分と分かっていらしゃる!
全トウロを終わったところで
「コレなら、もう充分ですよ!みんなの中に入れば少々間違っても大丈夫ですよ」と言うと、変な顔をされた。
少し離れた椅子に腰掛けられた女性が、何かおかしさを堪えている?
そばに行き「何か変ですか?」と尋ねると我輩の耳元で・・・
「先生(我輩を指している) あのね~ェ あの方は○○会の大先生ですよ!」
「みんなの前に立たれるのです。だから饅頭のアンコになれませんよ」
「えッ 何ですって?」
「あの方一体何方ですか?」慌てて、戻り
「失礼ですがお名前を・・・」と尋ねると
「○○です」
「済みません私は××です」と、つい先ほどS先生から紹介されたのに、もうスッカリ忘れている。改まって「もう大丈夫ですよ」と体よく逃げた。
これでは、まるで黄門様の印籠を突きつけられた悪代官だ!
然しその方は凄い!我輩が少し離れた椅子に腰掛けて見ているのに、練習に励んでおられる。見ると形は兎も角、何とか最後までやられた。
どんなに上手くても何時も練習してないと忘れるものだ。
かく言う我輩も「48式」は忘れている。「32式剣」も怪しいものだ。
丁度、其処に知り合いの方が通りかかり「お珍しい!」と声をかけられたのを機会に練習中の方に声をかけて
「これから会場に入りますので・・・・」と断り会場の中に入った。
「何をしていたの?」
「うん ○○式を教えていたんだ」
「教えて?」
「そうだよ」
「あの方が何方か知ってるの?」
「いや~さっき知ったばかりだ・・・」
「知らないのもいいわね~」おかしそうにほッほッほと笑顔をされた。
「今日は何処のクラスに入るの?」
「いや~何処にも入らないよ・・」
「どうして?」
「この歳で、今更 習ってしょうがない・・」
「ここで見ているよ」
「じゃ~ね」と知り合いの方は会場の中に消えて行かれた。
反対側は凄い人だかりだ。多分簡化24式?
午後から各教室の発表会だ!我輩も「大極扇」の集団(9人)?に入って舞う・・・・。
広い体育館に扇の組が9人と、その後ろで楊式を7~8人がやっている。
同じ教室で後ろになられた方には申し分けない!
何事もなく無事終わり先生の「礼」のかけ声で奉献礼をして退場・・・。
少し時間を置いて県大会で入賞された方々の表演があった。
流石に何方も上手い!!!見とれてしまった。
これさえ見れば後は用はない、とばかりに、教室の仲間の方に
「わりいが帰るよ・・・」と断り、先に帰路に付いた。
家には割りと早く着いた所為か?
「あんた もう帰ったの?」なんだか帰っては悪いような感じを受けただ・・・。
しゃないか?いつも自分勝手なことばかりしている“くそ爺”だからな~ァ
「おい 扇は綺麗に出来たぞ!」
「そう・・・・」一言あった。書類の整理に急がしそうだ・・・。
それでもお茶だけは出してくれた・・・・。
お茶を飲みながらお菓子を食べると急に眠くなった。
窓際により横になる・・・・。
毛布を被ると直ぐに寝たらしい・・・。
鏡の写真の原型です。(エレメントで修正前)
モノレールの八景駅から見下ろす。八景の神社(名前忘れた)
琵琶島神社(びわじまじんじゃ)です BUBEさんに教えて頂きました
モノレールの窓から体育館を見た.奥に見える頭に茶色の帯がある建物
反対側は凄い人だかりだ。多分簡化24式?
熱心に練習なさっていらしたので、きっとすばらしかったことと思います。
扇の画像が見たかったけど、それは無理よね(笑)
隠れ菖蒲園の件、ドラちゃんに話しておきました。
調べました。
式次第のファックスをいただいておりました。
行きたかったですが、
晴れたので、
ピクニック競馬となりました。
osamuさんの扇も拝見したかったです。
また、機会があったら、拝見しに参ります。
よろしくお願いいたします。
太極拳交流会の指導は、扇の表演より
疲れたことでしょう。
「あの方は○○会の台先生よ!」
教える前に言えよ。ですね。
太極拳の言葉、チンプンカンプンです。
バック・シャンの方に目が行くとはお若いです。
奥様同伴でないと少々心配です。
お魚料理のお店には是非行きたいですね。
ついでに「隠れ菖蒲園」にも・・・・。
>琵琶島神社びわじまじんじゃですね。
有難うございました。早速訂正しておきます。
交流会 残念でした。また、機会があれば、どかでお会いすることもあると思います。
そのときは宜しくお願い致します。