目前に夕飯の“おかず”が並べられた。
例の如く我輩は出された“おかず”を見ながら「酒か?焼酎か?ビールか?」の査定をする。
ふと、手元を見ると箸がない。
何時ものことでは、あるが、何故、最初に箸を出さないのか?と喧嘩になる。
「おい、何で箸を先に持って来ないのだ?」
「箸を出せば貴方は直ぐに食べ始めるじゃあないの?」
「それで、箸を出さないのか?」
「お前が待てといえば俺は待つよ」
「何処でも先ず箸を出すのが当たり前だろう!持って来いよ」いささかガチンと来る。
「いつも、そう言いながら、あんたは(箸を)持って来ると直ぐに食べ始めるのだから・・・・」
いささか、カミさんが、ご機嫌斜めとなる。
「どうして、そんなに箸に拘るのだ?」
「料理屋さんに行っても先ず箸が置かれるだろう?」
「うちは料理屋ではないよ!」
「料理屋でなくても目の前に“おかず”が出されれば、箸を付けたくなるのが当たり前だろう?」
「俺はご飯の前に酒の摘みにして酒を飲むのだ!ここは我家だ、好きなようにさせろ!」カミさんは黙って箸を持って来た。
「それで、いいのだ」
我輩は台所に行き焼酎をワンカップに注ぎ込み焼酎のお湯割を作る。
それを持ってテーブルに戻り箸をとり“おかず“に箸を付ける。
焼酎をチョビリ・チョビリと飲み始める。
かみさんは、まだ台所にいる。
焼酎を半分くらい飲んだところにカミさんが自分の夕食を盆に載せてテーブルに付いた。
我輩は知らぬ顔をして焼酎を飲む。
カミさんも知らぬ顔をして食事を始める。
別に話すこともない。
何しろ我輩は耳が聞こえない。
かみさんはTVを見ながら食事をして居る。
我輩にTVの声は聞こえない。
TVの画面を時々盗み見ているのみだ。
焼酎を飲み終わると、おもむろに食事を始めるが、ご飯はほんの少しだ。
食べなくてもいいのだが、夜更けに腹が空き、つい、何か菓子に手をつけて食べてしまう。
これが身体によくない。
出来るだけ我慢をするが我輩の自堕落な性質から我慢が出来ない。
我慢をして水で済ませれば夜中のトイレが気になる。その上に足の浮腫みのこともある。
出来るだけ水分は控えたい。あれや、これやで、えい!面倒だ! とお菓子に手を付ける。
だらしない、それこそ、“くそ爺だ!”
カミさんが箸を先に出さないのも分かるが辛いな~ァ
かみさんがポツリと言った。
「夕飯くらい一緒に食べてもいいのに・・・」カミさんがまだ食事をして居るのを横に見ながら我輩は黙って盆に空の食器を載せて台所に持って行く。
やはり箸は後がいいかな?と思う・・・。
テーブルに帰ると先ず薬を飲む。
これで一日の大半は終わる。
あとは、パソコンを開き「メール」や「ブログ」の返事や今日の出来事やらと、イロイロと記事を考える。
頭で筋書きなど思い浮かべて気が向けばワードに書き込む。
気が向かなければ床に入り寝ながら続きを、改めて内容などを頭で整理しながら眠る。
朝早く、改めて思い出してワードに書き込んで纏める。
ワードの文章をコピーしてブログに貼り付ける。
貼り付けた文章を、分かり易いように会話調に変換して、それに会うように記号やマーク、そして写真を挿入して終わる。
写真は出来れば前日にアップして置く。
一日は短い。特に朝方は短い。
直ぐにお昼になる。昼が過ぎれば昼寝の時間だ。
寝床では、何時も今日やらなければと思っていたことを忘れていることを思い出す。
今朝の旭川は快晴、気温ー5度、屋根の積雪30cm朝日に映えて気分爽快。
夕食の様子自分を見ているようです.どこのオヤジも50歩100歩と、安堵と落胆をしています。
心優しき妻がいなければ強がりオヤジは、テーブルに伏せて臨終だね・・・ア~ァ。
私は命根性が汚いので、自分で箸を持ってきてたべはじます・・・妻の冷たい視線を気にしながら・・
引越しも無事終了し皆様の所へ訪問(投稿)させて頂ける状態に復帰しました。
これからも色々の情報やコメントを楽しませてください。
末永く宜しく、お願いいたします。
こちらも、凄い寒さに襲われています。流石のカミさんも震えあがっています。我家の庭の外気温は13度です。
皆さん、同じで私も安心しました。