建長寺山門
なんで~ェ? バリア・フリ~?
なんで~ェ?
近頃は何でも「損害、賠償補償?」だ!と、自分の不注意で転んでも
「あんたが悪い!この怪我 どうしてくれる!」と裁判沙汰になるようです。
先日 建長寺に行ってきました。山門を潜ったときに驚きました。
この写真の山門の敷居 なんだか?変でないですか?
そうです!中央の敷居が取り払われています。↑
この山門の敷居が高いのは別名”豚除け”とも聞いていますが?
この名前はどうも少し変です。
別な説明では敷居が高いと自然に頭(コウベ)を垂れるとか?(下を向く)
どうもこちらがホンとらしい?(真偽のほどは不明)
岩国の錦帯橋のそばにある”槍倒しの松”に似ている?
昔は「敷居は踏んではいけない」とか「畳縁(タタミ・ベリ)は踏んではいけない」と厳しく躾けられたものです。
敷居は日本建築では結界を意味するようです。
結界
ご先祖様の居られる部屋(仏間)、主人の居る場所、寝所、等 不用意に侵してはならない神域とでも言う場所でしょうか?
「敷居を踏まない」は主人の頭を踏むことに繋がるようです。
何故?
昔 夜盗や敵に急襲を受けた時に咄嗟に避難するのに敷居や鴨居の不備により戸が開かなかったら命にかかわります。
つまり、ことと次第によっては主人の首が飛ぶ!に繋がります。
またそれに、縁起も担いだのかも?
つまり敷居、鴨居は命の扉にも通じるのでは?
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敷居 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B7%E5%B1%85
鴨居 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%A8%E5%B1%85
畳縁(タタミ・ベリ)↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B3
畳の敷き方 ↓(上のHPから引用)
子供の頃 畳の敷き替えをしたような記憶があるが?気の所為かも?
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「畳の縁(ヘリ)を踏まない」も同じ意味のようです。
床下からの急襲に備えるためだとか?畳の縁を踏むと床がきしみます。
床下に潜む敵に上の主人の位置が分かります。
また、別の話では畳の縁の布地が余り丈夫でないのでとか?・・・或いは足袋の布地も丈夫でなかったとか?いろいろと説があるようです。
いずれにせよ。
「敷居や畳の縁を踏んではいけない」と言う古来からのしきたりは今や無くなりつつありますが、茶道等では厳しく諌められているのでは?・・・・。
「畳の縁(ヘリ)を踏まない」は子供にそう躾けたいですね。
日本人であれば・・・。
少々いいすぎましたかな?
さりながら、どこで誰が見ておられるかもしれません。
お座敷でさり気なく和服の方が歩調を乱すことなく敷居を跨ぎ畳のへりを避けておられて歩かれる姿は得も知れぬ優雅なものを感じます。
そう言う我輩は家の主人?として和室も畳の縁に関係なく無頓着に歩いています。
なにせ建売の我が家は畳の何処を踏んでも「鳴き竜」の間です?(笑)
そして時々敷居を踏んでいる自分に気が付いて飛び上がり膝の痛さに泣いています。
鶏頭となるとも牛尾となるなかれ?
う~ん?
敷居を踏んでいいことには繋がらないか?
自分で自分の頭を踏みつけている?
そうです!中央の敷居が取り払われています。↑
追記 (26日)
「役木」 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B9%E6%9C%A8
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