おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

奈良【唐招提寺・薬師寺・秋篠寺】

2010年10月04日 | 
十月二日(土)晴

唐招提寺に来たかったのは、大きなル舎那仏に会いたかったから。
鑑真和尚が戒律修行の道場として開いたお寺。
そう思ってみるからか、なんだか落ち着くシブさがある(わたしに感じられるのはこの程度・笑)






ル舎那仏
宇宙の中心となる、太陽のような仏。

はじめまして~の御対面。
うーん圧倒!
切れ長の大きく深い眼差しに見つめられる。
どんどん安らぎの心持ちになるから不思議。

光背には千の化仏が凄い。
放たれる光が沢山の如来の姿となって溢れている。一つ一つ違うお姿の如来像、どの如来さまにわたしは照らされ導かれているのかな。




厄年男の亭主にお土産



衰退していた寺の再構に力を尽くした覚盛和尚(鎌倉時代)
『蚊に血をやるのも仏道』と、殺生しない和尚に、法華寺の尼さん達がうちわを贈ったのが《うちわまき》の始まり。
尼さんの粋な計らい。
お守りのうちわがハート型なのも可愛らしい(持たされるのはオッサン(亭主)だが)

これは自分に♪
仏足跡、ほしかったんだ~






薬師寺は特別拝観で塔が御開帳。



東塔は創建1300年。

内部の壁画はさすがに殆ど残っていない。
それでも白っぽい華の画が薄く残っていた。

薬師寺といえば、艶やかなお肌の薬師三尊と聖観音菩薩。
わたしは特に脇侍の、日光菩薩が好きだ。
気品溢れるお顔だちはまさに貴公子、王子様のようであるよ。
それと、どこでも月光さんより日光さんのが、若々しく見えるのはわたしだけ?

残念なのは散華をうっかり買い忘れてしまった、悔しい~




秋篠寺
桓武天皇まで続いた官寺。
ここも兵火に焼かれなければ、金堂や講堂に東西両塔を遺す大伽藍。
今はかろうじて残った講堂を修理して本堂とした。



伽藍後は木立となり苔となり。




わたしの心に一番の仏像、技芸天。
他の仏像に対するのとは全く違った気持ち。

なんだか分からないけど、好き、そぅ!好きなんだなぁ。
吸い寄せのれるような、初めてテレビで見たときからそうだった。
運命の出会いね(笑)

今日も同じ気持ち。
形の良い唇からこぼれる美しい音楽に、心の耳をかたける。
そして清らかな瞳に、自分を映したくて、視線の先を求めあちこち移動する怪しいワタシ(苦笑)

ああ、来て良かった。
技芸天はやっぱり一番。




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