飼い猫の芸を磨く

『すまん…』

申し訳なさそうに頭を垂れるウチのネコ、１４才。
人間でいえば７０くらい？
長生きする猫は２０年くらい生きるみたいだし、彼女もいたって元気食欲旺盛。
動きも変わらず俊敏で悪さをして私から投げつけられるダイエットスリッパも尻ギリギリの所でスルリと逃げきる憎いやつ。

でもここ数年、やたら甘えるようになってすぐに膝に乗ってきて、マッサージをおねだり。
私の指テクの虜のようです（笑）
体力といい美貌といい、まだまだお迎えきそうにない彼女、今に尻尾割れてくるんでなかろうか…（猫又）

こんなに人間と長く暮らしているのだから芸の一つや二つ、出来なければダメだろうと飼い主ともども芸を磨く決意をした訳です。

まずは『おすわり』
大好きな鰹節をちらつかせ、おすわりするまであげない。
これ、意外に簡単にクリアしました。一週間かからなかった。

次は『まて』
おすわりさせて目の前（鼻先）に鰹節を見せながら我慢させる。
すぐ鼻突っ込んできて食べようとするけど『まてっ！』って、やらない（←鬼・笑）
それも一週間程で我慢する事を覚えた。

そして最終段階、床に鰹節を置いても我慢！これは難しいよ。
やはり下に置き私の手が離れた途端すぐ食べようとするのを『待てぇぇっ！』と冷たく取り上げる（鬼、つーか私はエスなのか？笑）
それでもね三日四日立つうちにどーにか我慢出来る間が長くなってくる。
食べたいですっ！ああ早く食べたいのですっ！と、うずうずもそもそする姿は可愛いんだなぁ（←やはりエスであったか）

そして十日もするときちんとお座りをしてジッと待つ事が出来るようになりました。

ただ…

『（食べても）よし』が分からず何度も指差しして『よしっ！よしっ！…よしっっっ！』ってやらなきゃ食べないのだけれど（苦笑）

とりあえず待つ芸は出来た。
次なる課題は
ミロク子リクエスコ『おて』
猫にお手…出来るのだろうか。
我が儘で気位の高いこの老女、気分が悪いと何もしてないのに猫パンチしてくる危険な奴（←だからダイエットスリッパが飛ぶのだが）
その手でパンチじゃない手を出せるのだろうか。
とても危険を伴う稽古になりそうです（苦笑）

私の方の稽古は順調♪
イロエカカリも大分拍子をつかんできた感じ。
土曜日はお師匠に『あ～ぁあ～ぁ』って顔されないようにするぞ。
それにやっぱり盤渉は楽しいね。