おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

百物語

2008年11月02日 | 
珍しく週末などに休みが取れた亭主。

せっかくの子供との休日、どこか遊びに行こうかと言うので定例能に行くのはやめて

さて、どうする?

なーのにさ、奴は

やっぱり




釣りでつかっ!((怒))



夜中に人知れず家から抜けだし帰ってきたのは朝の9時であった……………

「いや、大丈夫!車の中は寝てるし」

あ~あ~あ~あ~
運転はアタシかい。
いいけどさ。運転好きだから

しかし既に当日の中途半端な時間。
「どーする?どこでも~」的な、な~んかダルダルな空気

うーむ………

だったらまだしてない墓参りに行こう!となった。
夏はまだ本調子でなかった実母、手術から半年以上たった今は体の調子もいいし車で一時間半の井波まで墓参りとなった。

いつもがら空きの北陸道も三連休とあって結構走っていたが、ま、田舎の高速道路たかが知れてる。
予定通り到着、四つのお墓を参り今年も家族揃っていられる事に感謝し手を合わせる。

木彫りの里で土産を買い、蕎麦屋で夕飯を済ませ帰ってもまだ八時だったので粂タンと実母を家におろして再び出かけた。

先は最近出来た大型書店。確かに店はデカいが内容は大して他と変わらない気がするけど。

今私は長~い平家物語に入ってるし他に手は出せないなとブラブラしてるのも退屈になりはじめた時…

おー!これは「百物語」

前に図書館で借りて、やっぱり手元に置きたくて、買いに探した時には無く。
そのあとすっかり忘れていた。

本当は古本屋あたりで買い求めるのがベストだけど、これは八百円出しても惜しくないわと買って帰った(本当は辛い、文庫にその金額)。

皆寝静まった今、ほの暗い枕元のスタンドの下であやかしの世界に入る。
雰囲気ありあり~♪
(なもんで平家は今夜お休みぃ←だから益々終わらない)

【古より百物語と言う事の侍る
不思議なる物語の百話集う処
必ずばけもの現れ出ずると

人々が目に見えないものを見、理性では説明つかぬことを信じていた江戸の時代。生と死の間で右往左往する人間達の前に時間を、空間を超えて現れる?魑魅魍魎たち。
怪しのものと人間達の滑稽でいとおしい姿と懐かしき恐怖を怪異譚集の形をかりて漫画で描いた〈あやかしの物語〉。】

新潮文庫 「百物語」杉浦日向子
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (笛子)
2008-11-03 10:15:07
秋の夜長、灯火読書。いいですねぇ~。
当方の枕元で源氏物語が啼いています。
ページを開くが、5行ほどで睡魔が。。。
先にすすまない、源氏物語は格好の睡眠薬なり。
ところで、井波にお越しでしたか。
親近感倍増です。
来年は本当に金沢アタリでゆっくりお会いしてみたいです。
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Unknown (あったか団子)
2008-11-03 15:22:35
杉浦日向子って あのお江戸でござるの江戸研究家のおもろいお姉さんでしたよね。
秋の妖怪と怪談話とは・・・寒~
江戸時代以外も書いてるんですね。 
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笛子さん (ミロク)
2008-11-03 22:29:52
源氏物語も一度ゆっくり読んでみたいですが。
あれも大作ですね、私も平家物語を開いて10分もつかもたないか…気がついたら朝ですわ(笑)

井波は私が小さい頃住んでいた所。
瑞泉寺の近くです。
本当にいつかは、ごたいめ~ん♪実現したいですね!
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あったか団子さん (ミロク)
2008-11-03 22:40:19
そうなんですね~。
私はこの百物語で初めて知りました。
他も見てみたいなぁ!
絵がとっても気に入りました。

この百物語も江戸時代の物語になってます。
人間が《わけのわからないもの》として、鬼あやかしの存在を認めて生活してるが面白いです。
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