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第四十一回 慈善能
平成二十四年十二月十六日(日)午後一時始
石川県立能楽堂
◆夜討曽我
シテ 渡邊茂人
十郎 藪俊彦
団三郎 佐野玄宜
鬼王 佐野弘宜
古屋 高橋憲正
立衆 高野秀幸
島村天
五郎丸 藪克徳
間 野村裕丞
荒井亮吉
地謡 略
大鼓 飯島六之佐
小鼓 住駒俊介
笛 片岡憲太郎
◇二人大名
大名 鍋島憲
清水宗治
往来人 炭哲男
舞囃子「養老」
シテ 高橋右任
大鼓 野尻哲雄
小鼓 河原清
笛 室石和夫
太鼓 大橋紀美
地謡 略
連吟
仕舞
舞囃子「葛城」
シテ 佐野由於
大鼓 野尻哲雄
小鼓 多田順子
笛 江野泉
太鼓 前田孝雄
地謡 略
◆殺生石
シテ 島村明宏
ワキ 苗加登久治
間 山田譲二
大鼓 田中一義
小鼓 住駒幸英
笛 吉野晴夫
太鼓 麥谷暁夫
地謡 略
今日は弓道仲間のSさんと。
三度めの観能です。
あれは?これは?と、興味津々のご様子。
春の娘さんの出産が落ち着いたら、小鼓を習いたいとか。
一緒に今年より弓道を始めたSさんはお茶の先生でもあります。
これからはやりたい事たくさんチャレンジするんだと生き生きしてるSさん。
一緒にいるだけで、私にも楽しい事がたくさんが起きそうでワクワクする。
片道二時間の車の道中も時間があっというまに過ぎて、まだまだ足りないくらい。
帰りはイタリアンのお店で美味しいものを食べながら尽きないお喋りを楽しんだ。
弓道のお蔭でまた素敵な出会いがありました。
感謝。
夜討曽我はテレビで見たことあったが、やはり生でみるのが面白い。
今日のおシテさんは張りのあるよく通る声で
兄十郎を呼ぶも返事はなく、討たれてしまったのであろうと決死の覚悟で立ち向かう。
見ているこちらも熱くなってくる。
五郎丸のアクロバティックな前転にもあちこちで感嘆のため息が(°▽°)
能にしては派手な太刀回りやキリリとした立衆のおにいさん方がテンポの良い物語の運びとなり、エキサイティングで見たままをワクワクと楽しめるこんな演目もとても楽しい。
狂言の二人大名もいっぱい笑った。
にほんごであそぼのまんちゃんとタカノンを思いだす(笑)
ちょっと大人な流行り歌だったんだよね、すぐに寝転ぶ起き上がりこぼし( 遊女)…( 〃▽〃)
大名役のお二人はたぶん初めて?拝見しましたが、間抜けな武士のコンビがとてもいい味だしてました。
面白かったな~。狂言もいいね!
また萬斎さんの狂言も見たくなった。
殺生石は一畳台の上に大きな岩屋。
そう言えば思い出した!七年ほど前に喜多流の見たときには、この出し物に対する違和感が大き過ぎて、あまり楽しめなかった気が…あの頃は能が好きじゃなかったからね( ・∇・)
ああこれがパックリ割れて狐がコーン!と(は、言わないが)出てくるのだねとワクワク。
そう、まさにパックリ!って感じで割れた岩の中から綺麗な赤頭の妖狐が!!おお~!かっこえ~!
静かな動きで品の良い感じなのが、美女であり大変な賢女であった玉藻の前を思わせた。
舞囃子は
好きなロックバンドを見ている(きいている)ような感覚で、神舞は思わず唱歌を口ずさみたくなるほど。
今回は地元の先生方も沢山ご出演されている嬉しく楽しい舞台なのだった。
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