2018年の終わり、ヒヨ子さんに誘われ、一緒に見に行った映画です。
1回目は、クイーンについて「ウィー アー ザ チャーンピオーンって歌ってる人」くらいの知識しかない程度で見ました。
2回目は、それから2か月後、本物のクイーンのライブ映像や曲をたくさん見たり聞いたりしたあとに見ました。このブログにも書きましたが、映画館で最初から最後まで号泣しました。
それから3年ほどが経ち、本日3回目を見ました。
ネットでちぇりまほの検索をしまくっていたら、「そんなあなたにおすすめの映画」みたいなかんじで、AIよりボヘミアンラプソディーがご提案されたのです。LGBT関連でおすすめされたようです。
3年の間に、クイーンの曲は相当聞きましたし、ライブ映像もたくさん見ました。メンバーについての特集本を買いあさり、メンバーの生い立ちや、好きな色や好きな食べ物まで、あらゆる情報を吸収しました。また、歌詞の日本語訳も読みまくり、どういう意味の歌なのか考えながら聞いたりしました。弾くことなどできないとわかっていながら、ピアノ譜を買ってみたりしました。少なくとも2年間は車の中では常にクイーンのCDを流していたため、子供たちも曲を覚え、テレビで短いフレーズが流れていると教えてくれるまでになりました。
1回目は、クイーンについて「ウィー アー ザ チャーンピオーンって歌ってる人」くらいの知識しかない程度で見ました。
2回目は、それから2か月後、本物のクイーンのライブ映像や曲をたくさん見たり聞いたりしたあとに見ました。このブログにも書きましたが、映画館で最初から最後まで号泣しました。
それから3年ほどが経ち、本日3回目を見ました。
ネットでちぇりまほの検索をしまくっていたら、「そんなあなたにおすすめの映画」みたいなかんじで、AIよりボヘミアンラプソディーがご提案されたのです。LGBT関連でおすすめされたようです。
3年の間に、クイーンの曲は相当聞きましたし、ライブ映像もたくさん見ました。メンバーについての特集本を買いあさり、メンバーの生い立ちや、好きな色や好きな食べ物まで、あらゆる情報を吸収しました。また、歌詞の日本語訳も読みまくり、どういう意味の歌なのか考えながら聞いたりしました。弾くことなどできないとわかっていながら、ピアノ譜を買ってみたりしました。少なくとも2年間は車の中では常にクイーンのCDを流していたため、子供たちも曲を覚え、テレビで短いフレーズが流れていると教えてくれるまでになりました。
そんな3年を過ごしてから改めて映画を見てみると、新たな発見がありました。
フレディの人生は、彼の書いた歌詞そのものである
エイズで亡くなったフレディは、壮絶な痛みや死への恐怖と戦ったことと思います。
その瞬間は、この映画のタイトルであるボヘミアンラプソディーの中の歌詞「ママ 明日になって僕が戻らなくてもちゃんと生きて」「手遅れだ 最後の時が来た 体中がいつも痛む」「僕は死にたくない」などで描かれ、まるで予言しているようです。この曲が発売されたのが1975年。彼には自分の未来がはっきりと見えていたのかもしれないと思わせるほどに、死の淵での姿にリンクしています。
この曲は、発売が1975年ですが、クイーンが結成されるよりも前に、フレディ個人が原形を歌っていたそうです。ということは、恐らく1960年代後半には、このような気持ちを抱いていたということ。
フレディの人生は、彼の書いた歌詞そのものである
エイズで亡くなったフレディは、壮絶な痛みや死への恐怖と戦ったことと思います。
その瞬間は、この映画のタイトルであるボヘミアンラプソディーの中の歌詞「ママ 明日になって僕が戻らなくてもちゃんと生きて」「手遅れだ 最後の時が来た 体中がいつも痛む」「僕は死にたくない」などで描かれ、まるで予言しているようです。この曲が発売されたのが1975年。彼には自分の未来がはっきりと見えていたのかもしれないと思わせるほどに、死の淵での姿にリンクしています。
この曲は、発売が1975年ですが、クイーンが結成されるよりも前に、フレディ個人が原形を歌っていたそうです。ということは、恐らく1960年代後半には、このような気持ちを抱いていたということ。
ここからは私の個人的な解釈ですが、この曲の中で「殺した」人というのは、恐らくファルーク・バルサラ(フレディの本名)。両親をはじめとする周囲の期待に応えて生きることをやめ、新たな自分フレディ・マーキュリーとして生きるということを歌っているのではと考えます。
若かりし頃は、まさかこれが自分の最期に当てはまってしまうとは考えなかったと思いますが…。
また、映画では少しドラマチックに脚色されたライブ・エイドですが、その時に歌ったWe Are The Championsが、今回改めて心に響きました。
「大きな過ちはそれほど犯していない。十分すぎるほど周りから叩かれたが、どうにか耐え抜いてきた。」「僕らは常に前進しなくてはならない」「僕らが世界の王者だ」
フレディの性的志向をおもしろおかしく暴露され、傷つき、グループの友情にもひびが入った頃もありました。彼が行き過ぎたところもあったろうし、なかなか性的志向をオープンにできない時代でもありました。それでも、そんな逆境を乗り越え、あのステージパフォーマンスを成し遂げたクイーンは、まさに王者だったわけです。
フレディの歌詞は、初期はおとぎ話などを基にしたものも多いのですが、だんだんと自分の気持ちを表現したリアルなものへと変化していきます。
人気の絶頂に書いたDon't Stop Me Nowでは「僕はいま有頂天だ 最高の気分だ 邪魔するな」など、本当にそう思っていたんでしょう。
映画の中でも大きく取り上げられたLove of My Lifeでも「僕を捨てないで 早く戻ってきて」など、本心が隠すことなく書かれています。
そんな正直なところが、本来の彼はとてもピュアなんだと教えてくれます。
どこまでも音楽で自分自身を表現する、そういう姿を世界中に見せてくれたフレディ・マーキュリー。
この映画を彼が見たら、どう思うのだろう。
「最高だ」というか「最低だ」というか。
彼がどう思ったとしても、この映画をきっかけにクイーンを知り、好きになった人が世界中にたくさんいるはずです。
だから、この映画は「最高」という評価でいいのだと思います。
また、映画では少しドラマチックに脚色されたライブ・エイドですが、その時に歌ったWe Are The Championsが、今回改めて心に響きました。
「大きな過ちはそれほど犯していない。十分すぎるほど周りから叩かれたが、どうにか耐え抜いてきた。」「僕らは常に前進しなくてはならない」「僕らが世界の王者だ」
フレディの性的志向をおもしろおかしく暴露され、傷つき、グループの友情にもひびが入った頃もありました。彼が行き過ぎたところもあったろうし、なかなか性的志向をオープンにできない時代でもありました。それでも、そんな逆境を乗り越え、あのステージパフォーマンスを成し遂げたクイーンは、まさに王者だったわけです。
フレディの歌詞は、初期はおとぎ話などを基にしたものも多いのですが、だんだんと自分の気持ちを表現したリアルなものへと変化していきます。
人気の絶頂に書いたDon't Stop Me Nowでは「僕はいま有頂天だ 最高の気分だ 邪魔するな」など、本当にそう思っていたんでしょう。
映画の中でも大きく取り上げられたLove of My Lifeでも「僕を捨てないで 早く戻ってきて」など、本心が隠すことなく書かれています。
そんな正直なところが、本来の彼はとてもピュアなんだと教えてくれます。
どこまでも音楽で自分自身を表現する、そういう姿を世界中に見せてくれたフレディ・マーキュリー。
この映画を彼が見たら、どう思うのだろう。
「最高だ」というか「最低だ」というか。
彼がどう思ったとしても、この映画をきっかけにクイーンを知り、好きになった人が世界中にたくさんいるはずです。
だから、この映画は「最高」という評価でいいのだと思います。