名取市の無料モニターツアー

９月に何気なくパソコンのメールを見ていると、「名取市無料モニターツアー」の文字が目に飛び込んで来たので思わず申し込んでしまいました
９月末に落選の通知が来たのであきらめの早い私はメールを削除して別の予定を組んでいましたが、出発２週間前に辞退者が出たので
繰り上げ当選しましたが参加しますかと連絡が来て１日考えて参加することにしました
名取駅までの往復交通費は自費ですがそこから先は無料です！
正式には　宮城県名取市「ゆりあげ地区をまるごと愉しむ無料モニター1泊2日プラン」　です。
観光庁「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の一環で実施されたツアーです


午前10時30分名取駅集合で24名　名取駅から貸切りバスで最初の目的地「名取震災メモリアル公園」と「名取市災害復興伝承館」
を語り部ガイド付きで見学して来ました

震災前の沢山の住宅や避難先となった小中学校、公民館等のジオラマがあり平屋の公民館に逃げた多くのお年寄りが流されたしまい
早期に避難することがいかに大切かを強調されていました。



メモリアル公園の塔の高さまで津波が来たそうです。



津波の高さ9.09ｍ、５kmにわたり浸水し946名が犠牲になり、ガイドさんの住宅は土台だけを残し流されてしまったそうです。


昼食は「ゆりあげ港朝市・メイプル館」で「貞山公伊達政宗海鮮丼」を頂きました

松林の中にあり落ち着く建物ですねここでも当時の事の体験談を交えながらビデをを見て甚大な被害状況と
今に至るまでの復興の様子を対比させながらお話くださいました。



「貞山公伊達政宗海鮮丼」私の大好きなイクラとサーモンや中トロ、車エビや北寄貝や鯛、ホタテなど　
どれも新鮮でペロっと食べちゃいました


食後、名取河川沿いの「かわまちてらす　閖上」で「笹かまぼこ焼体験」をしてその後自由散策

自分で焼いた熱々の笹かまぼこは食感も良く美味でした


すぐそばの佐々木酒造店にて、当酒造店の震災復興の歩み案内と夫が楽しみにしていた地酒の試飲
近代的に管理された酒蔵見学をした後の試飲で美味しかった一番お高いお酒が欲しいと言うので渋々購入



ゆりあげ港朝市にて≪シーカヤック体験≫が出来たのですけど暖かい時期だったら体験したかったけど寒いので希望せず
「アクアイグニス仙台」で温泉に入りゆったりして来ました
ここの温泉は化粧水みたいなぬめりのあるお湯でお肌がつるつる潤いました


本日の宿泊は 名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」

変わった自転車に乗れたり、サイクリストに人気の宿でお部屋はシンプルスタイリッシュで落ち着け、目の前が海なのも嬉しいです。
温泉も良いお湯でのんびりゆったり一日の疲れが取れました。


夕食は「浜や・かわまちてらす　閖上店」

名取名産の"仙台せり鍋"や せりの天ぷら、むつの西京焼やお刺身、お腹が苦しくなったけど はらこ飯まで完食！
どれも美味しくて残すことなんかできませ～ん


2日目：「ゆりあげ港朝市」を見学しながら朝食

市朝市は午前6時から開いているので朝が苦手な我が夫婦も5時過ぎに起きて朝食を摂ってきました
早い時間だったので　すんなり食べることが出来ましたが、時間と共に混雑して人気店は列をなしていました。

小型船に乗船して「広浦遊覧」

舟に乗るので寒いかと厚着をしたら風も無く晴天で暑い位で気持ち良く楽しんで来ました


ゆりあげ港朝市名物「競り体験」

欲しい物がある時に番号が書いてある うちわを上げて競り落とします。
事前に下見をして欲しい物を決めて置くと良い　とガイドさんから聞いていたので 見事競り落とせて楽しかったです


昼食は「ゆりあげ港朝市」内で『海鮮浜焼き＆しらす丼』

焼き物はエビやサザエ、サンマにアサリと大きな牡蠣　　シラス丼も美味しかったー


東日本大震災の被災から復興までの歩みや地域一丸となり頑張っている様子をこの目で見ることが出来て貴重な体験をさせて頂きました。
東北から北関東の海岸沿いは昔車で巡って来た地域なので心配で震災後に茨城県沿岸や久慈駅から陸中海岸を南下した海岸沿いの復興の様子を見て来ましたが、宮城県沿岸部は震災後訪れてなかったので復興により元気になった様子を見られて嬉しさと安心を得られました

海岸付近はまだまだ更地が多く完全復興までには程遠いようですが少しづつ建物が建ち、お店が建ち活気が戻りつつあるようですが
早く以前のような賑わいが見られるようになると良いですね