春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

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写真撮影のマナー(ドイツ旅行/2008)

2008年03月26日 13時05分36秒 | 旅行
 写真撮影が大好きな日本人観光客の皆さんは、撮影スポットに行くと我を忘れてしまうようです。

 既に何日も一緒に過ごした旅の仲間を無言で押しのけて我先に写真を撮る。数名ずつしか見られない小さな遺跡なども独占して他の人には見せてくれない。

 でもまあ、上記の事象はまだ序の口。内輪にしか迷惑をかけていない。見ていてヒヤっとすることや、あまりにも恥ずかしくて他人の振り(他人だけど)をしたくなることもありました。

 「かわいいから」と言葉も通じないのに現地の子を捕まえて、恐怖で泣きそうな子どもと一緒に写真を撮った挙句にその子の頭をなでたり(日本以外で子どもの頭に触れていい地域はあまりない)。

 場内撮影禁止のなのに、あまりにも写真を撮るアジア人が多いためにアジア人入場禁止の危機にある教会があって、「くれぐれも信者に失礼のないように」というお達しが何度もされた。
 旅行中はちょうどイースター期間だったので、その日教会では厳かにイースターのイベントが行われていたのだけど、宗教的な衣装に身を包んだ神父さんを正面に回りこんで写真を撮っている人がいた!
 「教会内撮影禁止」としか言われなかったけど、それ以外なら何でも良いって訳じゃないだろう!と愕然とた…。

 日本人にとって「写真」ってなんだろうと考えさせられる旅でした。

旅行の目的(ドイツ旅行/2008)

2008年03月26日 09時23分45秒 | 旅行
 私は特別に旅が好きというわけではないし、旅慣れているというわけでもないので、なぜ旅行に行くのかと聞かれたら「行ったことが無い場所に行きたかった」という単純だけれどあやふやな理由しか答えられない。

 ツアーに参加した他の人はどうなんだろう、と考えると「写真を撮る」のが旅の目的という人が少なからずいるようだ(もしかしたら殆ど全員そうかも)。

 今回はツアー旅行で強行スケジュールが組まれていたため、本当に「行っただけ」という観光スポットが多かった。というのも、ツアーの行程の中には長くて20分程しか滞在しない「写真撮影スポット」というものが存在していたからだ。

 これはドイツの労働基準法によって、バスの運転手が2時間につき20分の休息をとることが固く義務付けられているということもあるのだけど、私が驚いたのはツアー客のほとんどがその時間の全てを「写真を撮る」という行為で費やしていたことだ。

 20分程度の滞在時間では、その街の魅力を大して堪能できないにもかかわらず、ほとんどの景色をファインダー(デジカメの液晶画面だけど)越しにしか見ないと言うのは、景色を写真として残さない以上にもったいないことをしているように思えて仕方が無い。

 しかも持っているカメラは皆コンパクトカメラ。カメラで見る景色より目で見る景色の方が圧倒的に素晴らしいはずなのに。

 「この人たちは何をしに旅行に来たんだろう」と思うことがしばしばありました。添乗員さんの説明も殆ど聞いていなくて、写真をバシャバシャ撮った後に「ここはどこで、この建物はなんなの?」と私に聞いてきたり…なんだかなあと思うことが多々ありました。