『映画篇』を探していたのだけど、無くて、代わりに在庫があったこちらを買いました。
裏表紙には「傑作中編集」の文字。「中編集」ってあんまり聞かないな…。
でも読んでみると確かに、読み応えのある3つの物語が詰まっている。
コンセプトは「運命との戦い」かな。
1話目と2話目は若干SFチックだけど、3話目は怖いほど現実的。
男女間にあたりまえに起こりそうな生活の中の悲しみが、現実に迫るように描かれていて、まさに文学作品!という感じ。
心の動きが、押し付けがましくなく「よくわかる」。
電車の中で読んでいて、じわっと涙が出るというよりは心臓が弾むように泣きたくなった(我慢したけど)。
読後感は素晴らしく良い。
アマゾンであらすじを読んだらますます読みたくなったので、次はぜひ『映画篇』を読みたい。
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