春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

お知らせ

「独身実家暮らし会社員のしせいかつ」はタイトル変更しました。

コメント欄非公開で復活しました。

良い話と悪い話…の「良い話」

2014年08月08日 12時00分00秒 | 日記
まずは良い話から。

高校の同級生が学習塾の経営をしていて、うまく行っていると言うのをネットで見ました。

彼は、高校を留年しています。

高校の近くにあった某賭博場で賭け○○をしているところを警察に踏み込まれ、停学になったため出席日数が足りなくなってしまったのです。

私は当時の自宅からとても遠い高校に通っていたのですが、彼の家は数少ない(というか唯一無二の)ご近所さんでした。

とはいえ、一学年400人もいて学校では接点がなかったので、私は彼の存在すら知らなかったのですが、とある定期試験の前日に突然彼から私の自宅に電話がかかってきたのです(そのころは携帯電話は一部の人が持ち始めたばかりでした)。

「日本史の教科書をコピーさせてほしい」と。

なんと彼は試験の前日にもかかわらず日本史の教科書を持っていなかったのです。

恐らく学校のロッカーに「置き勉」していたんでしょうねえ。

今からコピーをとっても間に合わないだろうと思いつつ、自分の勉強はもうじゅうぶんしていた私(優等生)は、時間を削られることには特段問題もなかったため、彼との待ち合わせ場所に出向きました。

指定されたコンビニの前で、お母さんの運転するワゴン車の脇に立つ彼を見て、「やっぱり知らない人だ」と思ったのが第一印象です。

彼が教科書をコピーしている間、彼のお母さんと話をしていたら、偶然にも彼のお母さんは私の出身中学のすぐ裏にあった個人商店の娘だということがわかりました。

私の通っていた中学校は当時住んでいたところとは違う自治体にありましたから、この事はすごい偶然で、待ち時間を共通のローカル話で楽しく埋めることができました。

そんなことがあったため、それ以来私の中で彼はちょっと気になる(恋心ではなく)存在になっていたのですが、結局彼は試験の成績とは関係のない出席日数で留年することになりました。

そんな彼の主催する学習塾は「熱血」がコンセプトで、「合わない人もいるけど仕方がない」「個人経営の学習塾としては料金が高いけど、それなりのことはしているのでもっと高くしても良いと思っている」と言い切る強気の経営をしています。

私も、彼の塾の運営方針を見ていたら、人件費も相当かかるだろうし、自分の時間も相当犠牲になるだろうし、月謝が高くても仕方がないと思いました。

それに、彼がとても強く商売(こう言っては語弊があるかもしれませんが)に打ち込んでいることがとてもうれしかったです。

私の両親はともに商売人の家系でしたから、私はやる気がある個人事業主と言うのは本当に素晴らしい結果を出せると思っています。

それは売り上げや利益という意味だけではなく、お客さんにとっても大手とは違う質の良いサービスを提供できるということです。

高校の同級生である彼が、そんな個人事業主の仲間入りをしたというのは、私の心にたくさんの栄養をくれました。

この後に投稿する予定の「悪い話」で気持ちが荒んでいたので、良い話を見つけることができて良かったです。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へにほんブログ村 OL日記ブログ 既婚OLへ