いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

山本五十六~悲劇の元帥~

2019-05-10 23:08:58 | 思い出の詩

これまで再々述べたように、
山本五十六は、米との戦争を回避しようと、
八面六臂の活躍をした。
在米武官の時代、
海軍省次官の時代、
最大限の努力をして、
米との講和を求めた。
しかし、時代の流れに流され、
隠れ非戦論者でありながら、
連合艦隊司令長官に補されて、
やむなく戦端を開いた。
早期終結、
日本は、占領した地域を全部返して、
講和へ、というのが、彼の主張であった。
しかし、時代がそれを許さなかった。

最期は、督戦の名目で
戦場の最先端へ、
飛行機を飛ばした。
このとき、山本五十六は、自分が乗った飛行機が、アメリカに追跡されていることを知る立場にあった。
切腹の代わりに、敵の弾を受けて死する、という判断をしたのであろう。

さんざん戦争に反対の意見をもちながら、
それが実現できないまま、
連合艦隊司令長官に補されてしまったのは、
歴史の皮肉である。
今でも、山本五十六ファンは多い。












































藤井聡太七段対北浜健介八段~藤井、令和最初の将棋、勝利~

2019-05-10 22:40:38 | 将棋

王将戦予選で、藤井聡太七段の令和第1局が指された。
先手北浜健介。
詰将棋作家で、長らく「将棋世界」の詰め将棋欄を担当した北浜。
詰め将棋作家同士の死闘となった。
先手、ゴキゲン中飛車で藤井撃破を狙う。
藤井聡太七段は、はじめ、角道を空けないという選択で、
研究を外す。
はやくも、老練な棋士のごとき選択をした。
北浜の54への飛車の捌きに、
64銀、44銀の形で、優勢を築こうとする。
北浜も、59飛車と引き、
難解な中盤戦。
終盤で、王手の千日手が生じ、北浜は、
手を変えないと反則負け、
という厳しい状態に追い込まれ、
手を変える。
終盤、藤井の読みが勝った。
23飛車と受けに使った飛車を働かせ、
うまく指し続けた。
北浜は、(自玉が詰むという)読みを読み切り、
詰めろをかけて、かたちつくり。
最後の局面、
アマ五段の小森さんは、
「必至をかけて藤井勝ち」と言ったが、
そう指すと、藤井の頓死となる。
実際は、北浜玉は即詰みになっており、
読み切った北浜が、投了したのである。
この将棋も極めて難解で、
藤井の腕力、勝負術、詰めの正確さが光った。

藤井聡太七段は、8冠を達成するのだろうかz・



























詰みまで読み切った(自分の負け)北浜は、藤井側の玉に詰めろをかけ、
形つくり。