いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

「『不思議なキリスト教』と対話する」を読んで

2019-05-19 21:36:05 | 読書
わたしは、仏教に関する専門書はあまり読んだことがない。
優秀な僧侶が友人だったので、
彼に聴けば、いろいろと有益な示唆が得られたのかもしれない。
ところが、地元では、ダントツに優秀だった(らしい)彼には、
あまり親しすぎて、宗教のことは聴いたことがない。
惜しいことをした。
前年、彼は、癌で早逝してしまった。

ところで、友人に勧められて、
「『不思議なキリスト教』を読む」という、
キリスト教関係の書物を読み終えた。
著者(来住英俊氏)は、わたしと同年輩で、
人生の前半の過ごし方が似ている。
同じ大学の同じ学部で学んだ。
そのあとは、違った道を歩いたが、
根っこが同じなので、その思想を理解しやすい。
来住英俊氏は、カトリックの神父である。
少し前、宗教社会学者の書いた「不思議なキリスト教」と言う本が出て、
よく売れた。
キリスト教の内容をノンクリスチャンに説明する本である。
この本を、批判しながら、
住来氏が、キリスト教、とくにカトリックの考え方を論じている。
難解な本だが、基本をなしているのは、
キリスト教の根本的な在り方である。
結局、キリスト教とは、
「神との関係性」を維持しながら
信じるものだ、と述べてある。
納得のいく論の建て方である。
難解な参考文献を駆使しながらの論考である。
この人は、クリスチャン向けの多数の書物を書いた。
ごく浅い理解の仕方かも知れないが、
日本の現在のカトリックの教えは、貴重なものである、
という感想を得た。


































「『不思議なキリスト教』と対話する」を読んで

2019-05-19 21:36:05 | 読書
わたしは、仏教に関する専門書はあまり読んだことがない。
優秀な僧侶が友人だったので、
彼に聴けば、いろいろと有益な示唆が得られたのかもしれない。
ところが、地元では、ダントツに優秀だった(らしい)彼には、
あまり親しすぎて、宗教のことは聴いたことがない。
惜しいことをした。
前年、彼は、癌で早逝してしまった。

ところで、友人に勧められて、
「『不思議なキリスト教』を読む」という、
キリスト教関係の書物を読み終えた。
著者(来住英俊氏)は、わたしと同年輩で、
人生の前半の過ごし方が似ている。
同じ大学の同じ学部で学んだ。
そのあとは、違った道を歩いたが、
根っこが同じなので、その思想を理解しやすい。
来住英俊氏は、カトリックの神父である。
少し前、宗教社会学者の書いた「不思議なキリスト教」と言う本が出て、
よく売れた。
キリスト教の内容をノンクリスチャンに説明する本である。
この本を、批判しながら、
住来氏が、キリスト教、とくにカトリックの考え方を論じている。
難解な本だが、基本をなしているのは、
キリスト教の根本的な在り方である。
結局、キリスト教とは、
「神との関係性」を維持しながら
信じるものだ、と述べてある。
納得のいく論の建て方である。
難解な参考文献を駆使しながらの論考である。
この人は、クリスチャン向けの多数の書物を書いた。
ごく浅い理解の仕方かも知れないが、
日本の現在のカトリックの教えは、貴重なものである、
という感想を得た。


































裁判員制度10年め

2019-05-19 19:29:11 | 政治

裁判員制度が、10年目を迎えたそうだ。
10年前、高校のクラスメートが
日弁連副会長(裁判員制度担当)になったということで、
東京でお祝いの会を開いた。
本人は広島で仕事していたが、
今回の役割を与えられたということで、
1年間、東京に単身赴任することになった。
裁判員制度など、今の生活からは遠いが、
クラスメートが担当に指名されたことは、
正直、うれしかった。
10年たった今、
裁判員を経験した人からは、
「社会を知るための良い機会になった」
という感想が多いそうである。
政治や司法への関心が薄くなった今、
好ましいことだと思う。
























将棋を指す場~過去、現在~

2019-05-19 16:51:28 | 将棋

将棋を指す場。
今は、子ども用の道場、成人向けの教室など、
場は広がりつつある。
とくに、藤井聡太七段の出現による将棋ブームには、
目覚ましいものがある。
アマで、ボランティア活動の一環として
指導される場合もあるし、
町の道場のほか、
プロの教える教室もある。
子ども、初心者用の道場として有名なのは、
東京吉祥寺の「将棋の森」(高橋和女流三段運営)がある。
また、有料の道場も、増えてきた。
一般の道場が次々に消滅していたが、
プロが運営する教室は増えた来た。
地域では、アマの集まる格安であったり、
無料であったりする将棋サークルもあるので、
アンテナを張っておかれると良い。
昭和の時代は、木造家屋が多く、
縁側があり、
各家庭の縁側で指されていた(縁台将棋)が、
それはさすがに無理だろう。
将棋の効用は広く知られてきたから、
機会と場を見つけて、
将棋を指す喜びを味わう方が増えることを祈っている。