九州の豪雨被害、どなた様もまずは生き延びて下さい。気持ちを強く持って下さい。そして避難できて「今後どうなっちゃうんだろう」って方のために、私が経験した「火事の場合」の事後の大まかな段取りを記載します。火事の部分を「水害」に読み直して参考にして下さい。何かのお役に立てば。
1.被災したときの状況をできるだけ写真に収める(証拠になる)
現場は復旧にすぐ進みかねないので、被災状況がいつまで維持されるか分かりません。早めにお写真におさめといて下さい。
2.公的な機関で「罹災証明」の段取りを頼みます(公の機関の認定)
私の場合、地域の消防署に出向いて、申請の依頼をしました。消防署員さんが、現場検証をして、被害の状況を「公に認定」してくれます。それが罹災証明書です。
3.保険に入ってたら、保険の申請をする
この時に「罹災証明書」があれば、公に被災した事があきらかになり、保険屋さんも現場検証します。この時に現場が片付きはじめてたりすると、「写真」が残っている事で、スムーズに認定してくれる証拠になります。
保険の認定、支払いまではおよそ一ヶ月。地域一帯が一斉の罹災の場合、順繰りになりますので早めに動いておくと、その分早く復旧に専念できます。
4.保険屋さんには「なにを失ったか」を記載させられる申請書類もらうので、火事なり水害などで失った品名を逐一書き込みます。その逐一の「価格」も書き込みます。そして申請します。
私の火事の場合、印鑑も通帳も全部ガス爆発で吹き飛びました。
ですので最初に市役所に行って「なにもかも燃えました」といったら住民票出してくれました。次に警察署に行って、免許証の再発行をしました。これで証明にするものができました。
そして印鑑を買いました。金融機関に出向いて、通帳の再発行をします。(この時免許証が役立ちました)
これと並行して「罹災申請」をします。借りてた部屋の大家さんに連絡して、賃借契約時の保険屋さんに火事にあった事を伝えました。書類も一切爆風に消えてますし、その景色は写真に写ってましたので、信じてもらえました。写真って大事ですね。
復旧するには、およそ一ヶ月はかかります。じりじりして焦りますし、長丁場になりますので、心を穏やかにしてください。
どなたも同じくらい辛い想いをした人たちが、広域に罹災して、集中して申請するのがこの罹災証明なので、心が折れかけますけれど、ここがピークです。どうか心丈夫にお過ごしください。