映画作りに挑戦してた時、漫画を書いていたとき、造る作品は「作りたいもの」であって欲しいのに、「業界が喰える作品」であることが、担保であると知りました。
つまり「手っ取り早くお金に変化してくれる作品」であるから、「商用」として成り立つのですが、それにばかり注力しても「新しい作品」のパンチにはならず、「似たり寄ったり」の業界になりがちです。
今のアニメなんか特にそうですよね。オンナノコばっかり出してる作品はDVDとか売れやすい。
ですが、「音楽業界」「本屋さん業界」の衰退の著しさをみやると、映画も漫画もアニメも「今の売れ筋」に執着するほど、駄目になってしまう気がします。
さりとて「同じ『作る』仕事」というくくりで、デザイン会社やDTP産業に入ってみても、「クライアント」の希望するものしか作れませんし、「作ってても楽しくならない」のでおおいに値切られて、疲労して、終了します。
「いっそ好きなら、近づかない」のもひとつの手だてですが、それもなんか違うよなってなりますね。