このごろ、こういうニュースが増えてきて、まいどまいど、あ〜あ、と思います。
思うんですけど、きっと「怒っちゃった」方の人、カッとなった時、もう「出す」しか選択肢がなくなっちゃってるんでしょうね。「我慢する・辛抱する」という切り替えができないくらい、もう、感情の波に溺れちゃってるんでしょうね。
運転中って、じつは「命がけ」の時間でもあって、ひとつ間違えれば、事故に繋がる「死の時間」にもなると、心のどこかで分かっています。それだけに、運転する人は、自分も他人も「下手な事してくれるなよ」という気張りがあります。自分よりも、相手の方に「下手な事しやがったら、ただじゃおかねえ」気持ちに強く変換されてるのかもしれません。「間違った正義感」のように見えて仕方ないのです。
怒ってる人は「怒ってる俺の意見は正義」みたいな確固たる、正当な態度みたいに示すし、その発露に、自分を死の機会に近づけた相手を「鉄拳制裁する権利の行使」みたいに八つ当たります。
馬鹿なんですよ。身勝手な正義なんですよ、その瞬間は。でも「その人にとって正義ぶってる」時間は、何でもかんでも許される時限的な正義の時間になっちゃってるんです。それ、ただの暴力。馬鹿なんですよ。バカ。