このごろの社会情勢と言うか、報道の姿勢と言いますか、「現状のまま、ごり押し」感が非常に強い・・・「それ以外もある」という景色の提示はなく、のんべんだらりと「今までこうでした。ので、これからもこうです」と、ひたすら「このまま」感が閉塞気味で、いやぁ、実に心が苦しい。
「このまま」じゃ駄目なんだってときもあるのにね。今かもしれないし。コロナ禍が世界規模で蔓延して、「人が集ってはいけない」社会になった時点で「これまで通り」ができなくなったんだから、やり方、変わるはずなのに、変えれない。
人が集えない、人が移動できない、なんてのが「共産国家」でもないのに、「新ルール」に流布されてるんですから、「お店のテーブル数」も「ライブ会場に入れる人数」も半減以上するからには「単価を上げる」か「サービスを変えるか」しなくちゃ「存在できなく」なってしまってます。
電車も、百貨店も、飛行機だって、学校だって、会社だって、変わらなきゃ。どれも「オンライン」「テレワーク」とかは繋ぎにしかならないでしょう?オンライン、かなり息苦しいでしょう?こんなの長続きしやしないんだから、本格導入しちゃうとヤバいかもよ。
ウゴウゴと、大勢が、一斉に「烏合の衆」状態で仕事も学校も並行存在できる社会っていうのがくるんですよ。「大衆」とか「集団」という旧来のくくりではなく、「大勢の個人」状態で、集まらずに、気持ちも通わせきらずに、それでもノンストレスに生きていける世の中。
「そんなとこには住みたくないわ!」ってとこで住むことになれるんでしょうね。それくらいの変化が想像に易いのに、まだどこかで「今まで通りの延長」が期待されてます。それが「このまま」という精神状態。
そうでもしなくちゃ、生きていけないわ、と分かれば、親と言うのは躊躇なく子のため孫のために「住みにくかろうが」突貫しますよ。それが生きることですから。
それだけに、このごろのメディアや政府見解の「このまま感」がなんにも示してなくて「重いなー」ってみえてしまうのです。無理じゃん。